2025年08月28日、中国・浙江省湖州市長興県に位置する『浙江大川新材料股份有限公司』の化学工場で爆発火災が発生。少なくとも2人が死亡、3人が負傷しました。

同社は「ファインケミカル屋」で、水処理・化粧品・油田・造紙・印染など広範な産業に向けた化学製品を提供しています。完全子会社の『杭州銀湖化工有限公司』の方が有名かもしれません。高分子凝集剤関連の国家技術プロジェクトを多数担当しており、政府から賞も受けています。
以下は当局の状況通報です。
状況通報
2025年08月28日午前7時47分、浙江大川新材料股份有限公司の工場建屋で火災が発生しました。通報を受け、消防、応急管理、公安、救急などの部門が迅速に現場へ駆けつけて処置・救援を行いました。午前08時30分までに現場の火勢はすでに制御されましたが、2人が行方不明となっており、現場での救援と調査が進行中です。
長興県応急管理局
2025年08月28日

中国本土のSNS上に拡散された動画では、現場から濃煙が空高くまで立ち上る様子が映っています。
地元の複数のネットユーザーが「同工場の一つの作業場が爆発した」とするコメントを寄せています。近隣住民が中国語メディア『新京報』に語ったところによれば、事故発生時に2回の大きな爆発音が聞こえ、近くの工場のガラスも割れ、天井が落下した――とのこと。
中国の化学工場というのは爆発・炎上しないではいられないのか――と思わされるほどアチコチで事故が発生します。また一つ「ボカン」となりました。
(吉田ハンチング@dcp)







