韓国「94.2%の市道」は人口減による消滅リスク。釜山だけではない

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韓国第2の都市「釜山」が人口減によって消滅危機にある――という言説がネットにあります。

これは2024年06月『韓国雇用情報院』が刊行した「地域産業と雇用 夏号」の中にある「地方消滅2024:広域大都市に拡散する消滅リスク」というリポートを基にしています。

このリポート内では、上掲のように「消滅リスク指数」を算出しており、人口減による消滅危機は「指数:3(0.5~1.0未満)」になると、「注意段階」となります。

4~5になると「消滅リスク地域」にレーティングされます。

集計すると上掲ようになります。具体的な都市名では――以下です。


↑韓国第2の都市釜山の消滅リスク指数は「4」にレーティングされています。

釜山は「4」で、消滅リスク地域(0.5未満なので消滅リスク進入段階)になっていますが、上掲のとおりソウルですら「3」で消滅リスクが注意される状態です。


↑唯一消滅リスク指数が「2」と判定された世宗特別自治市の市庁舎。

そもそも消滅リスクについて懸念されない「1~2」とレーティングされているのは「世宗市」しかありません(市道全体の5.9%)。

消滅リスク指数
1……0%
2……5.9%
3……47.1%
4……47.1%
5……0%

消滅リスクが注意される「3」と消滅リスクに突入した「4」の合計が、94.2%になりますので、韓国ではほとんどの市道に人口減による消滅リスクがあるのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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