2025年10月17日10:42頃、韓国蔚山市にある『SKエナジー』蔚山コンプレックスの「第2FCC」(Fluid Catalytic Cracking unitの略:流動接触分解装置)で爆発および火事が発生しました。

↑『SKエナジー』の蔚山コンプレックス(コンビナート:SK Energy Ulsan Complex)。
消防当局によると「事故が発生したのは工場内の水素製造工程であり、今月15日から定期保守工事に入っていた」としています。
『SKエナジー』側は、工場の配管を操作する過程で配管内に残っていた水素ガスに火がつき、爆発につながったもの――と推定しています。

↑消火作業が終わった内部。
20分で鎮火した――とのことですが、幸いにも死亡者はいませんでした。ただし、重傷4人、軽傷1人の計5人が負傷した模様です。
コンビナートでは可燃性ガスが高圧で流れる配管が網の目のように走っており、ひとたび爆発すれば甚大な被害を引き起こす恐れがあります。これだけの被害で助かったのは、ある意味「奇跡」かもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)






