2025年11月05日、「2025年09月の国際収支統計」が公表されました。
2025年09月
貿易収支:142億4,480万ドル
サービス収支:-33億2,170万ドル
第1次所得収支:29億6,080万ドル
第2次所得収支:-4億1,650万ドル
経常収支(上記4つの合計):134億6,740万ドル⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」
当月の経常収支は「約134.7億ドル」の黒字。当月は出来過ぎな結果で、「06月:約142.7億ドル」に次ぐ黒字規模です。
2022年01月~2025年09月の経常収支の推移は以下のようになります。

2022年11月には経常収支が赤転(-13.2億ドル)し、2023年01~04月には連続赤字と大変に危なかったのですが、なんとか回復。持ち直し、現在に至っています。
当月で興味深いのは、外貨準備の増減です。2025年01~09月の「外貨準備の増減」の推移をグラフにすると以下のようになります。

先に「韓国は(国際収支統計で確認する限り)外貨準備を積めなくなっており」とご紹介したとおり、01~05月は5カ月連続でマイナス。ところが06月に黒転し、06月から直近09月まで4カ月連続で黒字で、外貨準備を増やしています。
※国際収支統計はストックではなくフローの統計です。
もっとも外貨準備というのは、資産の部しか見ないので、借金しても増加するのですが。
(吉田ハンチング@dcp)







