今に始まったことではありませんが、韓国の政府財政は火の車です。もう何度だっていいますが、身の丈にあった支出規模に抑えないからです。
韓国政府が将来「債務によるドボン騒動を起こす」なら、その遠因は文在寅が指弾されるべきです。この男の鶴の一声で政府負債の積み上げに歯止めがかからなくなったので。
2025年12月11日、韓国の企画財政部が「月刊財政動向 12月号」を公表しました。この12月号では、2025年10月までのデータが記録されています。
09月時点で管理財政収支は累計「-102.4兆ウォン」でしたが、10月累計では-86.1兆ウォンに赤字幅が小さくなりました。
2025年度の予算は通年で「-111.6兆ウォン」ですから、あと25兆ウォン赤字を掘るとリミットです。
政府負債をずんずん積み増す李在明の政府
興味深いのは政府負債の増加速度です。2025年01~10月の推移は以下のようになります。

10月は「1,275.3兆ウォン」まで増えました。
韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが(国税収入が全然足りないのに)政府支出を拡大し、そのぶん負債を積んでいるからです。
2026年には韓国政府は支出を史上最大に拡大した「約728兆ウォン」の予算を組んでいます。さらに負債が積み上がる予定です。
政府負債(返済しなければならないので債務)のD1・D2・D3は以下のようになっています。データは2024年末時点のものです。
以下をご覧ください。
2024年末時点
D1:1,175.0兆ウォン(46.0%)
D2:1,270.8兆ウォン(49.7%)
D3:1,738.6兆ウォン(68.0%)( )内は対GDP比
※データ出典は『月刊財政動向12月号』
国際的に政府負債を比較するためには普通D2を使いますが、韓国の場合はD1を使い、D2は年に1回しか公表しません。
何のためにそんなことをしているのか、説明はないのですが、これでは政府負債が小さく見えてしまいます。
韓国政府や韓国メディアは、韓国政府の負債が対GDP比46%などということがありますが、それはあくまでもD1での話です。2024年末時点ですでに「対GDP比:49.7%」、ほぼ50%となっています。
上記のとおり、韓国政府は「D1」をずんずん積み増しているのです。
問題は、国際的に「韓国政府はもう持続可能ではない」といつ思われるかです。
(吉田ハンチング@dcp)








