2020年02月10日(月)夕刻、韓国の通貨「ウォン」の状況です。ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
強烈なウォン高方向への戻しが入りました。先の記事で「どこで止めるか」に注目と記載しましたが、どうやらウォン高の進行を(いったんは)およそ「1ドル=1,185ウォン」で止めました。10日朝からの動きをローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
雪崩のようなウォン高進行が「1ドル=1,185.71ウォン」で反転しています。このおよそ「1ドル=1,185ウォン」には理由があります。さらに時間軸を引いて、1分足で遡ってみますと以下のようになります。
07日(金)15:37ごろ(日本時間)につけた天底が(ほぼ)このポイントなのです。ここはローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると、下ヒゲの先端ですが、つまり跳ね返るべきところで跳ね返ったわけです(ただしずっと破られないかどうかは分かりません)。チャートというのは不思議なもので、ちゃんと止まるべきところで値が止まるようにできているのです。
なぜこんなことが起こるかというと、「下がるとすればこの辺りまで下がるだろう、ここに来たら底だ」と目をつけていた買い(ウォン売りドル買い)勢力がここで買いに入るからです。もう一つ、ドルの強さを示す指標「DXY」が反騰を始めています。これについては別記事にいたしますが、DXYが上昇すれば、当然ながらドルウォンチャートも(普通は)上(ウォン安方向)へ向かいます。
というわけで、ウォン高進行はいったん止まってウォン安へ戻し始めました。
また数時間後に状況をご紹介するようにいたします。
追記
2020年02月10日(月)23時ごろのドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめました。併せてお読みいただければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)