韓国「対米自動車輸出額 01~11月累計」-14.2%の急落。

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2025年12月22日、韓国の産業通商資源部から「2025年11月の自動車産業の現況」がやっと公表されました。

‘25年11月の環境対応車輸出は7.8万台、23.2億ドルを記録し、このうちハイブリッド車の輸出は5.4万台(69%=5.4/7.8)、15.5億ドル(67%=15.5/23.2)を占め、‘25年1~11月基準のハイブリッド車輸出台数も50万台(前年同期比+27%)を突破した。

環境対応車:電気自動車、水素電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車

‘25年11月の国内販売台数は14.6万台であり、このうち国産車は前年同月比5.2%減少した11.5万台、輸入車は18.2%増加した3.1万台が販売された。

環境対応車の車種別国内販売は、ハイブリッド車5.1万台、電気自動車1.8万台、プラグインハイブリッド車0.1万台、水素車0.1万台など計7.1万台(11月国内販売の48.4%)が販売され、環境対応車の国内販売台数は21か月連続で前年同月比増加を示した。

特に、電気自動車の国内販売が好調を示し、‘25年01~11月累計の電気自動車国内販売台数は過去最高の20.7万台(前年同期比+52.2%増)を記録した。

これは年間基準で過去最大普及実績であった‘23年の15.8万台を上回る数値である。

⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「자동차 수출 1~11월 누적 660.4억불로 역대 최대, 올해 사상 최고치 달성 전망」

輸出台数が増加した――とプレスリリースにありますが、これは環境対応車(電気自動車、水素電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車)の話です。

自動車産業にとって景気のいい数字に見えますが、全体像がどうなのか?――が問題でしょう。理解しやすい表組が同リリースの中にありますので、以下をご覧ください。

まず生産量。2025年11月単月で見ると「35万4,243台」。対前年同月比では「+2.9%」ですが、01~11月累計では「-0.4%」です。

次に輸出です。

11月単月の輸出台数は「23万6,653台」。対前年同月比では「+5.3%」ですが。01~11月累計では「249万1,430台」で、対前年同期比では「-1.6%」と、むしろ減っているのです。

地域別の輸出金額は以下になります。

注目は対アメリカ合衆国輸出です。11月単月は「26億9,600万ドル」で対前年同月比「+5.1%」が、01~11月累計では「274億8,900万ドル」で対前年同期比では実に「-14.2%」になります。

合衆国トランプ大統領による高関税が効いたと見るべきでしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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