2026年04月16日、中国の統計局が「2026年01—03月の全国不動産市場の基本状況」を公表しました。相変わらずのズブズブ底なし沼の状態が見えます。
まず不動産投資の状況は以下です。
一、不動産開発投資の実施状況
01—03月、全国の不動産開発投資は1兆7,720億元で、前年同期比11.2%減少(比較可能ベースで計算、詳細は注5参照)し、減少幅は01—02月より0.1ポイント拡大したこのうち住宅投資は1兆3,531億元で、11.0%減少し、減少幅は0.3ポイント拡大した。
01—03月、不動産開発企業の建築施工面積は54億1,737万平方メートルで、前年同期比11.7%減少した。
このうち住宅施工面積は37億5,465万平方メートルで、12.1%減少した。
建物の新規着工面積は1億373万平方メートルで、20.3%減少した。
このうち住宅の新規着工面積は7,420万平方メートルで、22.0%減少した。
建物の竣工面積は9,789万平方メートルで、25.0%減少した。このうち住宅の竣工面積は6,983万平方メートルで、26.5%減少した。
「対前年同期比の増減」がグラフになっていますが、見ていただければ分かるとおり、2025年は1年間ずっとマイナスで、2026年に入っても対前年度同期比でマイナスを続けています。つまり、底なし沼ように沈み続けているのです。
次に実際に業界に流入した資金。具体的には以下が含まれます。
・国内貸出(銀行融資)
・自己資金
・手付金・前受金(販売代金の前払い)
・個人住宅ローン
流入資金は以下のようになっています。
不動産開発企業の資金調達到位(実際に調達・受領された資金)状況
01—03月、不動産開発企業の到位資金は2兆524億元で、前年同期比17.3%減少した。このうち、国内貸出は3,419億元で、23.7%減少した。
自己調達資金は7,762億元で、5.3%減少した
手付金および前受金は5,858億元で、20.1%減少した
個人住宅ローンは2,204億元で、34.6%減少した。
底なし沼の状況で資金を投じる気がしれませんが、住宅ローンは34.6%も減少しています。早い話が家を買おうなんていう人も激減しているのです。
面白いのは以下の「2026年01月から03月までの全国不動産開発・販売状況」です。
建物の建築面積や完成済み建物面積など、上から下まで対前年同期比でマイナスがずらりと並び、プラスの項目を探すのが難しい表組となっています。
プラスになっているのは以下の5項目だけです。
新築商業住宅販売面積(10,000平方メートル)内訳のオフィスビル:19.6%
新築商業住宅の売上高(1億元単位)内訳のオフィスビル:2.4%
未販売の商業住宅用地(10,000平方メートル)内訳の住宅用:1.4%
同オフィスビル:0.4%
これらに「127.6%」という大幅に増加して項目を加えて5項目。
そんなに増えたのは何かというと「外国投資の活用」です。
外国人投資家が戻ってきたのか?――なのですが、答えはお笑いで「NO!」です。
金額はたったの「3億元」です。
中国共産党政府は、習近平さんはじめ、上から下まで「中国よいとこ、投資に最適」と必死に喧伝していますが、そんな大ウソに騙される外国人投資家など、もはやいません。
もちろんこれは不動産市場に限った現況ですが、たったの3億元しかないのに対前年同期比で「127.6%」増加という数字が出るほどに中国への投資は減っているのです。
中国が法律の上に中国共産党があるという独裁体制から脱却し、自由主義経済にならない限りは、中国に投資などするべきではありません。
(吉田ハンチング@dcp)






