驚くなかれ、あのドイツが中国牽制のためフリゲート艦を派遣し、オーストラリア海軍と共にインド洋をパトロールするかもしれないというのです。
ドイツのアンネグレート・クランプ=カレンバウアー国防相(女性です:念のため/名前だけでも覚えて帰ってください/略称「AKK」です)が『The Sidney Morning Herald』紙のインタビューに応えて興味深い発言をしていますのでご紹介します。
2020年11月02日付けの記事から以下に引用します。
「ドイツはこの地域での地位を示す必要があると私たちは信じている」
「中国はドイツにとって重要な貿易相手国であり、我々は双方の利益となる強い経済関係を持っている」
「同時に、不平等な投資条件、知的財産の積極的な流用、国の助成による競争の歪み、または融資や投資によって影響力を行使しようとする試みに目をつぶることはありません」
⇒参照・引用元:『The Sidney Morning Herald』「Germany refuses to turn a ‘blind eye’ to China, teams up with Australia」
自由主義陣営としては当然の主張ですね。ドイツもまたアメリカ合衆国と同様に、中国の
・不平等な投資条件
(外国には自由に投資させない/外国には自由に投資しているくせに)
・知的財産権の横領・窃盗・強奪
・中国が自国企業に助成金を出していること
・投資、融資を使って他国に脅しをかける
(外国には自由に投資させない/外国には自由に投資しているくせに)
・知的財産権の横領・窃盗・強奪
・中国が自国企業に助成金を出していること
・投資、融資を使って他国に脅しをかける
という行為に腹を立てているというわけです。また、以下のひと言がとても格好いいのです。
「合衆国の大統領選挙の結果に関係なく、重要なのは、西側が北京との取引においてより団結できるかどうかです」
ウルズラ・ゲルトルート・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長といい、このAKKといい、ヨーロッパは勇ましくて格好いい女性リーダーが多いですね。
だんだん清朝末期に情勢は似てきたと思われませんか。
(吉田ハンチング@dcp)