米韓に隙間風――という話が韓国メディアに多く出るようになっています。
『チャンネルA』が面白い記事を出しています。毎月のように合衆国を訪問している『世宗研究所』のチョ・ビヨン研究委員に取材した記事ですが、合衆国識者の反応が「最近韓国に冷たくなっている」というのです。
記事のタイトルが「韓国には損をさせられているという認識……合衆国政界が見た『韓米同盟』」というのですが、「韓国と付き合うと損」というのが注目ポイントです。
同記事から一部を以下に引きます。
(前略)
チョ委員は、自身が会った合衆国『共和党』関係者の発言を挙げ、安全保障交渉を巡る「米韓の認識差」を伝えた。「米共和党関係者は『党内で韓国の原子力推進潜水艦推進そのものに反対する人はいない』と話しました。
しかし『韓国の核潜も合衆国で建造する方向になるだろうし、これも韓国が造船業関連投資を展開した場合にのみ可能なシナリオだ』と説明していました」
チョ委員はまた、李在明(イ・ジェミョン)政権の対中国の動きが今後の米韓関係を左右する要素になると見通した。
「合衆国側関係者は、韓国(李大統領)が中国潜水艦に言及し韓国に核潜が必要だと主張した点は肯定的に評価するが、それ自体で反中の意思を示したわけではないと評価していました。
韓国政府が(中国けん制に対する)信頼をさらに示すべきだということです」
チョ委員は会った別の米共和党関係者も「『合衆国が韓国に対して損をしている』という認識を示した」と伝えた。
「対米投資の遅延が安全保障交渉に影響を及ぼしているだけに、安全保障交渉の突破口を開くには韓国政府が対米投資に対する確信と期待を与えるべきだという声が強かった」と明らかにした。
(中略)
チョ委員が03月に合衆国を訪れた際には、米・イラン戦争が真っ最中だった。当時会った合衆国内の安全保障専門家たちはチョ委員に皆同じ質問を投げかけたという。
「韓国は合衆国のために何ができるのか」と。
韓国内の合衆国専門家たちはしばしば米韓関係を夫婦関係に例えるという。
接点が非常に広いため対立が激化することもあるが、また何事もなかったかのように円満になるということだ。
しかしチョ委員はこのような楽観論を警戒すべきだと強調した。
「合衆国内で韓国に対する信頼が損なわれている雰囲気が体感される。
夫婦はいつでもその気になれば別れられる関係です。
米韓同盟も一瞬で崩れ得るという危機感を持ち、対米投資であれ中東問題であれ、われわれが積極的に同盟の役割を果たすべきゴールデンタイムを逃してはならないでしょう」
(後略)
ご注目いただきたいのは最後の部分です。
韓国では「専門家と呼ばれる人が、米韓関係を夫婦にたとえて、揉めることはあってもいずれ円満に戻る」などと言うが、「その考えは甘い」と指摘しています。
「その気になれば、夫婦というのは、いつでも別れることができる関係だ」――という指摘は当然のことです。
もう何度だっていいますが、韓国は、同盟関係は、一方だけが利益を得る「片務的なものになった」時点で破棄されるものである――という点をいつまでたっても理解しない「甘ったれた国」です。
チョ委員が多くの人に投げかけられた「韓国は合衆国のために何ができるのか」という質問は、まさにこの急所を突いているのです。
裏を返せば「合衆国のために協力しないなら、同盟関係ではない」と言ってるのです。
「夫婦はいつでもその気になれば別れられる関係」という指摘は同義です。
合衆国が韓国に対して急速に距離を取りだしたら「後頭部を殴られた」などと言い出すに決まっています。甘ったれた国ですからね。
(吉田ハンチング@dcp)





