Money1でもご紹介してきたとおり、韓国が自慢している自動車産業は北米市場に依存しています。
2026年04月15日、産業通商資源部が公表した「2026年第1四半期の自動車産業動向」によれば、2026年第1四半期の自動車の輸出額は「172億4,300万ドル」ですが、このうち「91億4,100万ドル」が北米地域です。
※91億4,100万ドルのうち「73億6,000万ドル」がアメリカ合衆国市場。
ですので、依存率を計算してみると――
韓国の2026年第1四半期の依存率
北米市場:約53.0%
合衆国市場:約42.7%
――となります。韓国の自動車産業の輸出額の半分以上は北米市場で成立しているのです。
しかし、読者の皆さまもご存じのとおり、現在のトランプ政権は韓国と締結したFTAも無視する動きに出ており、関税賦課の動きを強めていますので、自動車産業もこの先どうなるか、まったく安心はできません。
合衆国市場以外を伸ばしていかないと困ったことになります。
しかし、有望な市場で韓国の誇る『現代自動車』『起亜自動車』はシェアを低下させているのが現状です。
インド市場では以下のとおり販売台数は微増しているのですが、シェアは低下しています。

※データ引用元:『SIAM(インド自動車製造業協会)』
次に中国市場。
ずいぶん前にご紹介した、スマホと同じように韓国産自動車のシェアは1%未満になるだろうという予測は達成されていますが、2024年 ⇒ 2025年で販売台数は微増したものの、やはりシェアは低下しているのです。

※データ引用元:『CPCA(中国乗用車市場情報連席会議)』
最後に欧州市場です。

※データ引用元:『ACEA(欧州自動車製造業協会)』
欧州市場で販売台数が下がり、シェアも低下しました。
では、この3つの市場で自動車の販売台数は増えていないのかというと――答えは「NO」です。以下が3つの市場の2024年 ⇒ 2025年の比較です。

インド・中国・欧州とも自動車の販売台数は増えているのです。
つまり、『現代自動車』『起亜自動車』は市場の拡大に合わせてシェアを拡大できなかった――ということになります。
もし合衆国が本格的に韓国車を締め出すような関税措置を取るなら、『現代自動車』『起亜自動車』は一気に会社が傾く可能性があります。
この2社は効果的にどこかの市場でシェアを拡大する必要があります。いっておきますが、日本市場は無理ですよ。
(吉田ハンチング@dcp)






