韓国が国政監査のシーズンに入り、各政府機関のTopが国会で野党からの厳しい質問にさらされ、吊るされています。
毎年この季節は政府について面白い情報が掘り起こされ、大変面白いのですが、韓国メディア『中央日報』が国家情報院(国情院)に関わる興味深い報道を出しました。

↑国情院の李鍾奭(イ・ジョンソク)院長。
国情院Topである李鍾奭(イ・ジョンソク)さんの側近がロシアを訪問していたことが発覚し、この事実が「ただでさえ揉めている米韓関係」をさらに混迷の度を深めるものとしているのではないか――と指摘しています。
以下に同記事から一部を引用します。
(前略)
特に、李鍾奭(イ・ジョンソク)国家情報院長の最側近であり、文在寅政権時代に国家情報院の要職を務めた機関長のA氏が、今年上半期にモスクワを訪問した事実が確認され、ロシアとの接触の背景に関心が集まっている。12日、複数の情報筋によると、A氏は今年上半期、ロシアのモスクワに出張していた。
A氏は現在、民間人の身分で国家情報院の関連機関のトップを務めている。
ある情報筋は、「対ロシア制裁の影響で、現金の両替など出張の準備に相当な支障があったと承知している」としながらも、「ロシア側の協力によって、大きな困難なく出張を終えたと聞いた」と伝えた。
別の情報筋は、「当該機関の主要幹部らとともに、北方経済協力委員会出身のロシア専門家が今回の出張に同行した」と述べた。
出張の目的が学術・民間交流だった可能性はある。しかし、国家情報院の関連機関のトップがロシアを訪問したという点で、その背景に関心が集まっている。
匿名を求めた国策研究機関の研究委員は、「『学術・民間交流の一環』という名目を掲げるだろうが、ウクライナ戦争が続く状況で、明確な名分のないロシアへの接近は、合衆国側の疑念を刺激し、国内外からの批判に直面する可能性がある」と指摘した。
ただし、合衆国政府がこの出張や関係者らのロシア訪問を実際に問題視したかどうかは確認されていない。
これまで韓国政府は、ロシアを南北関係改善のための迂回ルートとして注目してきた。
(後略)
ここに登場するA氏というのは「金聖培(キム・ソンベ)」さんではないのかと推測します。

金聖培さんは、2026年10月13日現在、国家安保戦略研究院の第8代院長で、
・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代、国家安全保障会議(NSC)行政官を務めた。
・李鍾奭(イ・ジョンソク)元統一部長官の政策補佐官を務めた。
・文在寅政権時代、国家情報院の海外情報分析局長に内定したと報じられた。
――という人物です。
韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんは、いまだに南北融和を掲げている左派・進歩系脳ですが、北朝鮮の金ちゃんファミリー三代目である金正恩さんは韓国のことを「敵国」と規定しています。
また韓国民の多くは北朝鮮の統一など望んでいません。にもかかわらず南北融和を掲げて北朝鮮との接触を図っています。李在明(イ・ジェミョン)さんは、文在寅時代に南北首脳会談が実現して人気を得たので、「オレ、李在明もやろう」と考えています。
『SBW』(サンバンウル)を利用した北朝鮮への800万ドル送金は、北朝鮮に現金を送って会談を実現するための布石でした(当時はまだ京畿道の知事でしたが)。
この李在明(イ・ジェミョン)さんのばかなムーブは金大中(キム・デジュン)にさかのぼる左派・進歩系の伝統ともいえる動きです。「金大中(キム・デジュン)はノーベル平和賞を金で買った」といわれる所以です。

Money1でもご紹介したとおり、李在明(イ・ジェミョン)さんは国連総会で、「北朝鮮制裁を行っていても状況は改善されない。制裁を緩和して北朝鮮の核開発停止と交換条件にしよう」という世にもあほらしい取引を提案しました。
自分も南北首脳会談を実現して人気を上げようと考えているのかしれませんが、とりつくしまもない北朝鮮になんとか接触しようとしているものと見られます。
もしA氏がロシアを訪問し、「ロシアを南北関係改善のための迂回路として利用する」という目論見を図ったのだとすれば、現在のボンクラ李在明(イ・ジェミョン)政権の動きを符号します。
(吉田ハンチング@dcp)





