『大韓航空』を救うために「韓国空港を売ればいいじゃない!」という話

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韓国のフラッグ・キャリア大韓航空』が今にもトびそうな資金難に陥っています。

この件は韓国国内でも注目されており、韓国メディアがさまざまに取り上げていますが、2020年04月20日『韓国経済』に「韓国空港、大韓航空経営正常化の切り札」という面白い記事が出ました。

以下に一部を引用します。

『Research ARUM』は20日、韓国空港』の売却が『大韓航空』を経営正常化方案の効果的な自己救済策になると予想した。大韓航空は韓国の空港の株式59.54%を保有する筆頭株主だ。

イ・ジェヨン研究員は「大韓航空は6月から本格化する流動性危機に対処するため、政府の緊急金融支援を要請した」とし「経営正常化のために必要な資金だけで数兆ウォンに達すると推定され、まず、オーナー会社の私財供出およびその子会社売却など、強度の高い自己救済策の発表が先行するだろう」と予想した。

⇒参照・引用元:『韓国経済』「韓国空港、大韓航空経営正常化の切り札」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)

つまり、政府に公的な支援を要請してはいるものの、まず自助努力が求められるはずで、そのためには売れる財産は売らなければならない、というわけです。

政府側は必ず「支援するにしても、まずはそっちで頑張ってみてからにしてよ」と言いますからね。

で、売却するのに適した『韓国空港』があるじゃないか――なのです。

この『韓国空港』(Korea Airport Service)は、空港の地上業務を請け負う事業を行ってる『韓進グループ』(『大韓航空』も続する韓国財閥の一つ)の構成企業です。

『大韓航空』は『韓国航空』の株式59.54%を保有していますから、これを売却すれば確かに巨額の資金を入手することが可能です。

上掲のとおり、本日2020年04月20日も同社の株価は上昇しております(チャートは『Bloomberg』より引用)。KOSPI(韓国総合株価指数)は下がっているというのに。

一般的にはその国を代表する最大手の航空会社のことです。国旗を背負って飛ぶことからこのように呼ばれます。

(柏ケミカル@dcp)

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