最初に「小ネタで申し訳ありません」と謝罪をさせていただいてから始めます。
前々から『中央日報(日本語版)』には「『通貨スワップ』についての記事がよく登場するなぁ」という印象がありました。
そこで、同メディアで「通貨スワップ」という言葉が入った記事が何記事あるのかを調べてみました。
筆者(バカ)のカウントが正しければ、2020年に入ってから05月29日までで、タイトル・記事内に「通貨スワップ」という単語が入った『中央日報(日本語版)』の記事は「67」あります。
記事を以下に挙げてみます。
01月07日「【中央時評】金融危機がまた来れば=韓国」
01月21日「韓国、中国・豪州などと通貨スワップ延長推進…終了から5年経過した韓日通貨スワップ」
02月04日「韓経:韓国・マレーシア、5兆ウォン規模の通貨スワップ…3年延長」
02月07日「韓国、オーストラリアと通貨スワップ延長…今後韓国が通貨スワップ延長協議する国は」
02月07日「韓国、豪州と通貨スワップ3年延長…規模20%拡大」
03月12日「韓経:米ウォール街が先に主張…『韓国などと通貨スワップ必要」』」
03月13日「韓米通貨スワップ、10年ぶり復活か…韓日間は2017年に交渉中断」
03月16日「李洛淵前首相『通貨市場安定のためG20との通貨スワップ締結提案』」
03月16日「李洛淵前首相『通貨市場安定のためG20との通貨スワップ締結提案』」
03月17日「韓経:「韓米通貨スワップ締結…外国為替の防波堤さらに高めなければ」」
03月18日「韓国与党代表『通貨危機に広がる前に通貨スワップ締結を』」
03月18日「韓国、新型肺炎で通貨危機の懸念拡大…『韓米・韓日通貨スワップ締結が最も重要』」
03月19日「【時視各角】『ドルの方舟』に乗ってこそ生きる=韓国」
03月20日「文大統領『韓米通貨スワップ、国内の外国為替市場安定化に大きな助け』」
03月20日「週52時間勤務・最低賃金・不動産政策、すべて変わってこそ生存=韓国」
03月20日「韓銀総裁『韓米通貨スワップ、市場の不安緩和する…パウエル議長の迅速な決定に感謝』」
03月20日「通貨スワップは韓国外交の勝利?…マニュアルの一部にすぎない」
03月20日「【社説】韓米通貨スワップ締結は幸い…安心するのは早い」
03月20日「韓国企画財政部次官『韓米通貨スワップ、為替市場で心強い安全弁の役割』」
03月20日「韓経:セルコリア防ぐ『為替市場安全弁』確保したが…ウォン安は止まるのか」
03月20日「文大統領『感謝』には理由があった…韓銀総裁、サウジで韓米通貨スワップ談判」
03月20日「韓国、米国と最大の通貨スワップ…『ドル安全弁』1932億+αに増えた」
03月20日「韓米600億ドル通貨スワップ、足元の金融不安を抑え込む」
03月21日「通貨スワップ効果で一息ついた韓国株式市場、外国人『セルコリア』は変わらず」
03月22日「中国だけ入国制限、通貨スワップ…コロナがかぶせてくれた米国の『同盟の傘』=韓国」
03月23日「通貨スワップの効果尽きたか…KOSPI1480、ウォン1260ウォン台に『急落』」
03月23日「【コラム】文在寅大統領が『コロナ戦争』で敗北しない道」
03月23日「韓国、株価急落とともにウォンも対ドル・対円で急落」
03月24日「【コラム】力出せない金と円…パーフェクトストームで信じられるのはドルしかない(2)」
03月24日「韓経:『4600億ドルなら十分』vs『まだ不足』…適正外貨準備高めぐる議論加熱=韓国」
03月24日「【コラム】韓米通貨スワップを越えて」
03月25日「【コラム】「積極的な金融緩和を…危機克服後にはチャンスがくる』=韓国」
03月25日「韓国経済副首相『雇用維持支援金5000億ウォンに拡大…雇用不安はかなり解消するはず』」
03月25日「【コラム】新型肺炎が気付かせてくれた2つの不都合な真実=韓国」
03月25日「韓銀『韓米通貨スワップ、来週の資金供給を目標に』」
03月26日「『韓国経済にパーフェクトストーム、特段の非常措置が必要』…全経連、危機克服で緊急提言」
03月27日「【時視各角】文在寅政権は運がよい」
03月27日「韓経:韓国政府、外貨規制を緩和して企業にドル輸血へ」
03月27日「韓経:韓国の家計・企業も『ドル買い』…「ドル高で売る』という公式も崩れる」
03月28日「新型コロナが変えた経済通念」
03月30日「【コラム】韓国経済、慢性病にコロナまで押し寄せ…『はるかに恐ろしく強い奴が近づいている』(2)」
03月30日「韓米通貨スワップでまず120億ドル供給」
03月30日「麻生氏、韓日通貨スワップに言及『誰が頭を下げて金を貸すか』」
03月31日「韓銀、韓米通貨スワップ資金の第1次分120億ドルをきょう執行」
04月01日「韓国経済副首相、G20会議で中央銀行間の通貨スワップ拡大を提案」
04月01日「韓経:韓国、数百億ドル調達可能…通貨スワップに続いて「ドル安全網』構築」
04月01日「在韓米軍韓国人勤労者に前例のない無給休職が現実化」
04月01日「FRB、各国中央銀行に米国債担保にドル放出…韓国、通貨スワップに続き安全弁確保」
04月03日「先月の韓国外貨準備高、90億ドル減少…金融危機以降最大」
04月06日「韓国全経連『日本など基軸・準基軸通貨国と4月中にスワップ締結すべき』」
04月8日「韓米通貨スワップのドル供給、応札は設定額以下…その意味は?」
04月13日「新興国90カ国で金融危機の兆し『IMFが行動に出なくては』」
04月14日「韓米通貨スワップ3回目のドル供給へ…規模は縮小」
04月15日「韓経:韓米通貨スワップ資金20億ドルを追加供給」
04月20日「韓銀、21日に4回目の韓米通貨スワップ資金供給」
04月20日「トルコ、新型コロナ対応のため外国中央銀行とスワップ協定交渉」
04月27日「【リセットコリア】コロナ危機に対応するため韓日が手を握るべき」
05月06日「韓国銀行、韓米通貨スワップ資金の供給を当面中断…『流動性良好』」
05月06日「韓米通貨スワップ資金、8日に6回目の供給…40億ドル」
05月07日「韓米通貨スワップのドル供給、開始37日後に中断…理由は?」
05月07日「【社説】白血病児の奇跡、韓日関係回復の転機になるよう期待する」
05月12日「駐韓EU大使『企業の流動性のために韓国とEUの通貨スワップ必要』」
05月19日「トルコ、韓国に通貨スワップ要請」
05月20日「韓経:2カ月間1210~1235ウォン…ボックス相場のウォン・ドル為替相場なぜ?」
05月21日「日本、トルコと通貨スワップ締結か…韓日間は2017年に交渉中断」
05月21日「トルコ、日本銀行などとスワップ締結迫るとの報道…リラが値上がり」
05月29日「米国と通貨スワップ締結した韓国、約30%供給…他国は?」
『中央日報(日本語版)』の記事が面白いのは、例えば03月20日付けの記事、「週52時間勤務・最低賃金・不動産政策、すべて変わってこそ生存=韓国」と一見「通貨スワップ」と関係ないタイトルのようなのに、
新型コロナウイルス感染症がもたらした状況は一度も経験したことがない危機だ。この時期に韓米通貨スワップの締結は朗報だ。この機会に韓日通貨スワップの復元も急がなければいけない。ただ、いま我々が直面している危機の本質を直視する必要がある。
(後略)
――というふうに前フリに「通貨スワップ」の話が入ったりすることです。
また04月01日付けの記事「在韓米軍韓国人勤労者に前例のない無給休職が現実化」も、これまた通貨スワップとは関係なさそうなのですが、
(前略)
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先月24日、新型肺炎の協調について意見を交換するためにドナルド・トランプ米国大統領と行った電話通話で防衛費分担金関連議論もあったということだ。この当局者は「最近、コロナ事態による両国の連携、通貨スワップなど協力状況が総合的に考慮されたとみられる」と話した。
(後略)⇒参照・引用元:『中央日報(日本語版)』「在韓米軍韓国人勤労者に前例のない無給休職が現実化」
――と「通貨スワップ」がそっと入っていたりします。
想像するに、記者の中に「通貨スワップ」に言及するのが好きな人がいらっしゃるのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)