新しい株主が見つからなければおしまいの韓国の『双竜自動車』。新しい株主が見つからなくてもキャッシュが尽きた時点でおしまいなのはもちろんです。
会社としてはもはや死に体ですので何を今更なのですが、同社の株式が「監理銘柄」となりました。
「監理銘柄」とは、「上場廃止の可能性がある株式(銘柄)」のことです。この「監理銘柄に指定」は、「上場廃止の可能性がある」ことを投資家に知らせるために証券取引所が行います。
監理銘柄に指定された理由は、『双竜自動車』の半期報告書に監査法人が監査意見の提出を拒否したからです。
先にご紹介したとおり、監査意見の提出拒否は第1四半期の決算時にも起こっています。
韓国メディア『朝鮮日報』は以下のように報じています。記事より一部を引用します。
サムジョン会計法人は、「(『双竜自動車』は)半期報告書で2,157億ウォンの営業損失と2,023億ウォンの純損失が発生し、流動負債が流動資産を4,480億ウォン超過して継続企業として存続能力に疑問がある」と、監査意見を拒絶した理由を明らかにした。
⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「双竜自動車の監理銘柄指定」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
飛ぶ飛ぶといわれてまだ持ちこたえている『双竜自動車』ですが、このような状況ですのである日突然ポキッと折れるかもしれません。
(柏ケミカル@dcp)