2021年02月01日、中国酒泉衛星発射センターから打ち上げられた、「HyperbolaOne」(双曲线一号)の2号ロケットが異常を起こし、失敗となりました。
「HyperbolaOne」は中国の民間ロケット会社『北京星際栄耀空間科技』が独自開発したというロケットで2019年07月25日には、人工衛星を搭載して初の打ち上げに成功していたのですが……。
↑『Weibo』に上がっている写真。「耳なし芳一」みたいなロケットです。格子状の「グリッド・フィン」が「HyperbolaOne」の特徴です
2020年は中国の打ち上げ失敗が目立つ!
中国のロケット打ち上げ失敗はあまり報道されないだけでけっこう続いています。
2020年03月16日
「長征7号」を改造したロケットが打ち上げ失敗
「長征7号」を改造したロケットが打ち上げ失敗
2020年04月09日
インドネシアの衛星を積んだロケットが打ち上げ失敗、リフトオフの50秒後に空中で爆発。
2020年05月05日
「長征5号B」が飛行中に暴走して軌道が外れ大西洋に墜落。
2020年06月16日
「北斗3」のグローバルネットワーク衛星を打ち上げ予定だった「長征3B」ロケットで、テスト中に技術的な問題が発見される。打ち上げミッション中止で無期延期。
2020年07月10日
「快舟11号」ロケットが酒泉衛星発射センターから打ち上げられたが失敗。
一部のアナリストからは、米中間の半導体戦争で半導体が入手できなくなったためではないか、という指摘もありますが、真偽のほどは分かりません。
(吉田ハンチング@dcp)