なんの話かというと、「産業団地」およびそれに類する産業エリアについてです。韓国はなにかというと「○○特区」「○○都市」みたいな地域を造りたがるヘンな国ですが、その効果はあったのか、という検証記事が韓国メディア『毎日経済』に出ました。
同記事によれば、韓国政府は老朽化した産業団地の競争力を向上させるために、産業団地更新、老朽公団の再整備、産学融合エリアの造成、先端都市のポートなど産業団地関連予算を使い、また2020年には年間1兆ウォン規模の予算を突っ込むなどを行いました。
2015年からの6年間で5兆ウォン超の資金を投入しました。
5兆ウォンの効果はなかった! 韓国の輸出は衰退している
ところが、韓国の全産業団地の生産額と輸出額の推移は以下のようになるのです。
※生産額は右軸で「単位:兆ウォン」、輸出額は左軸で「単位:億ドル」
上掲のとおり、2017年をピークに右肩下がりを続け、2020年にはとうとう生産額「696兆ウォン」、輸出額「2,419億ドル」までに縮小しました。
この直近の数字は「韓国通貨危機」時の2009年以来最悪です。これは韓国政府の資金投入がむだであったと同時に、韓国経済を支える輸出が2017年以降衰退の一途をたどっていることを如実に示しています。
何度もご紹介していますが、直近の韓国の経済の山は2017年09月でした。これは韓国の統計庁自身が認め、公表した事実です。上掲のグラフは、統計庁の認識が正しいことをも示しています。
つまり、韓国経済は2017年09月以降ずっと下り坂で、この下りは2021年02月現在も続いているのです。
⇒参照・引用元:『毎日経済』「6년간 5조 쏟아부었지만 속빈강정…혈세 줄줄 새는 곳 많네」
南朝鮮の景気はすでに下り坂を24カ月走っている! まだ底は遠いよ
2019年09月20日、韓国の統計庁(National Statistical Office)は「第10回 景気総合指数改編の結果と最近の景気循環について」※という資料を公表しました。この資料を基にした記事が韓国メディアに公開され、その日本...
(吉田ハンチング@dcp)