コロナ禍で債務(返済しなければならない借金)が急増したため、韓国では金利が上昇することに対する警戒感が強まっています。家計が受けたローンの7割が変動金利のため、金利が上昇すると利払いが増え、それによって家計が苦しくなることが予想されます。また、新たな融資を受けにくくなります。
実際、金利上昇の動きはじわじわと始まっています。
韓国の4大銀行『国民銀行』『新韓銀行』『ハナ銀行』『ウリィ銀行』の金利を見てみると……。
信用貸し出し金利
2020年07月末:1.99~3.55%
2021年03月11日:2.61~3.68%
2020年07月末:1.99~3.55%
2021年03月11日:2.61~3.68%
と上昇しています。また、同様に4大銀行の住宅ローンの金利を見ても、
住宅ローン金利
2020年07月末:2.25~3.95%
2021年03月11日:2.52~4.04%
2020年07月末:2.25~3.95%
2021年03月11日:2.52~4.04%
です。さらにクレジットローン金利です。
クレジットローン金利
2020年07月末:0.761%
2021年03月11日:0.885%
2020年07月末:0.761%
2021年03月11日:0.885%
金利上昇による利子負担は増加していくものと見られ、これによる不良債権の増加も懸念されるところです。
お金をじゃぶじゃぶまいたつけの回収局面になりつつあって、これが韓国経済にどの程度悪い影響を与えるのかに注目です。
(吉田ハンチング@dcp)