2021年03月24日、アメリカ合衆国の『Intel(インテル)』は世界の半導体生産に大きな影響を与える発表を行いました。
合衆国アリゾナ州に200億ドルを投入して、半導体製造工場を新設します。また、台湾『TSMC』などが行っている「半導体の受託生産」(いわゆるファウンドリ事業)にも再度乗り出すのです。
「再度」というのは、かつて『インテル』はARMベースのチップの受託生産を行ったことがあったのですが、これは2018年に停止しています。しかし、半導体の供給不足が叫ばれる中、ファウンドリ事業に大きな可能性を見いだしたと見えます。
『インテル』は『Intel Foundry Services(インテルファウンドリサービス)』(略称「IFS」)という子会社を作り、ここで他社製チップの生産を請け負う予定。
『インテル』のPat Gelsinger(パット・ゲルシンガー)CEOは、「(2016年当時は)ベストを尽くさなかったという思いがある。今回はより積極的に設備投資を行い、技術を投入する」と述べています。
なぜベストを尽くさないのか
というわけです。
これまで韓国の『サムスン電子』が『インテル』から生産を受託されたりしてきましたが、これがどうなるかが気になるところです。
(柏ケミカル@dcp)