当月中に発動されると予告されていた、約160億ドル相当の輸入品目についての25%の追加関税付加の措置が、08月23日(ワシントン時間で23日午前0時1分)アメリカ・中国の双方によって発動。アメリカ、中国の貿易戦争はさらに一歩を踏み出しました。
先日お伝えしたとおり、中国の通商協議団が訪米し、貿易についての協議が(22日から)再開されましたが、この会合で画期的な進展があるとは期待できません。実際、アメリカはこれがさらなる高官同士の協議に発展するとは「思わない」という声明が出しています。一方の中国は、このアメリカの追加関税発動についてWTO(World Trade Organizationの略:世界貿易機関)に提訴することを表明しています。
アメリカのマルパス米財務次官と中国の王受文商務次官は引き続き協議を行うとしていますが、トランプ大統領も「中国との貿易戦争が長引くもの」との認識を示しており、どうも泥沼化の様相を呈してきました。
(柏ケミカル@dcp)