善行というのは誰かに褒められるために行うのではありませんが、日本の行為を褒めてもらえたら、それはやはりうれしいことです。
ですので台湾メディアの記事をご紹介します。
2021年06月05日、台湾英語版メディア『Taiwan News』に日本からのワクチン提供に対して「Japan is demonstrating the value of true friendship to Taiwan」(日本は台湾に真の友情の価値を示している)という記事が出ました。
冒頭部分を以下に引用します。
友人の定義は、あなたと一緒に過ごすのが好きな人、つまり共感者、同盟者、支援者だ。
友人は、あなたが困っているときには助け、贈り物をしたり、あなたの生活をより良くするためにわざわざ出向いたりするなど、友情の証しとなる行為をするだろう。
今週日本は、台湾に真の友情の意味を示した。
(後略)
日本の行為を真の友情の証しであると高く評価してくれています。
日本が今回送ったワクチンはアストラゼネカ製で、契約には譲渡禁止とあったので、本来であれば日本は台湾に送ることはできませんでした。しかし、アストラゼネカと交渉を行って空輸を実行しました。
この経緯も以下のようにまとめらています。
(前略)
その後、日本のサプライヤーとの契約には、ワクチンを他の国に渡すことを禁止する「譲渡禁止」条項が含まれていることが明らかになった。日本人は肩をすくめてあきらめるのではなく、隣人を助けるために進みました。アストラゼネカと契約条件を変更して例外とする交渉に入ったのだ。
昨日、120 万個のアストラゼネカ ワクチンが空輸され、私たちを支援した。日本は台湾のために骨を折る必要はなかったのだが、それこそが真の友人というものだ.
(後略)
この記事は実は最後の結びが辛辣なのです。以下に引用します。
(前略)
台湾にとって幸いなことに、日本のような友人がいれば、現在も将来も中国を必要とすることはない。
台湾と日本の友好が末永く続ことを心より祈念いたします。
⇒参照・引用元:『Taiwan News』「Japan is demonstrating the value of true friendship to Taiwan」
(吉田ハンチング@dcp)