アメリカ合衆国でゴールド・ラッシュが起こったとき、結局一番もうかったのはシャベル(とバケツ)を売った人だったという話がありますが――それに類するかもしれません。
マイニングマシンがだぶつく
中国共産党当局が、中国内での暗号資産の取引を全停止するべく動いており、マイニング業界も大打撃を被っています。なにせ世界最大のマイニング国であった中国でマイニングが停止になるのです。
先に「カザフスタンで事業を続けます」といち早く表明した『Canaan』をご紹介しましたが、これまで好況だったマイニングマシン屋――シャベルに当たりますかね――が生産調整に入っています。
マイニングマシン販売の『BITMAIN』は、2021年06月25日、Blogでマイニングマシンの転売によって中古市場がダブついているため、新規マシンのスポット販売を06~08月には停止するとしました。
当局の取り締まりのために、マイニングマシンを手放す人が大量に出て、デバイス価格も下がっているのです。中国内から海外に脱出できない業者は、残念ながらマイニングを諦めるしかないかもしれません。
中国のシャベル屋さんも国内相手では商売にならない時代になったのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)