破綻して法定管理下にある韓国『双竜自動車』が新車のデザイン画を公開しました。
↑『双竜自動車』が公開した新車「KR10」のデザイン画PHOTO(C)『双竜自動車』
上掲は「KR10」という新しいSUVのデザインラフです。『双竜自動車』の持つ「無骨」で「モダン」なイメージを踏襲し、
堅牢な構造(Robust Architecture)
望外の喜び(Unexpected Delight)
強烈な対比(Vibrant Contrast)
自然との交感(Communion with Nature)
望外の喜び(Unexpected Delight)
強烈な対比(Vibrant Contrast)
自然との交感(Communion with Nature)
という4つの造形的アイデンティティーを基にしているとのこと。
ぱっと見、ジープに似ている感じですが、確かにタフさ・堅牢さを体現したデザインになっています。なかなか格好いいのではないでしょうか。このような「いかつい」デザインが好きなユーザーの支持を得そうです。
「絵に描いた餅」になりそうな点が問題
問題は『双竜自動車』の落ち着き先が未定であることです。買収先が決まったわけではありませんので、このままではまさに絵に描いた餅になっていまいます。
また、世界的に好調なのは電気自動車ですが、『双竜自動車』は電気自動車を生産・市販した経験がありません。即戦力を期待して同社を買収する企業にとっては、この点が物足らないと見えるでしょう。
買収先にアピールするには、試作車でいいので実際に走行可能な電気自動車を作ってみたらいいのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)