アメリカ合衆国軍がアフガニスタンより撤退し、タリバンが支配する国となりました。
本件について『朝鮮日報』『中央日報』などの韓国メディアでは「アフガンを去る米国を見て韓国の境遇を考える」「アフガン事態が米韓同盟の重要性を見せた」など、にわかに合衆国との同盟について、我が身を振り返る記事が出ています。
韓国からも撤退するんじゃだろうな、というわけですが、韓国の文在寅大統領はその方向で動いてきました。北朝鮮が喜ぶからです。
しかし、本当に合衆国軍が撤退するかも……となると首すじが寒くなるようです。いや、もちろん文大統領自身は「合衆国軍は早く韓国から撤退しろ」と思っているでしょうが。
韓国は「同盟とは何か?」を再考すべき
もう何度だって言いますが、韓国は「同盟を維持するには、お互いが相手にとっての価値を高める努力をする必要がある」という点を理解していません。
「同盟とは韓国に利益をもたらすもの」とだけ考えて、日本、合衆国に甘え、自身が日本や合衆国にどんなメリットを与えられるのか、相手国から得られる恩恵と同等のものを相手国に与えているだろうか、とは考えないのです。
もちろん、日本も合衆国との同盟関係を維持したいのであれば、韓国を他山の石として、同盟関係が続くように努力しなければなりません。
台湾も同じです。合衆国、欧州勢にはしごを外されないように自らの価値を高めないといけません。
韓国には「中国に飲み込まれる」という選択肢がある
韓国が自由・民主主義に価値を認めないのであれば、「万歳して中国に飲み込まれる」(北朝鮮に併合されても中国には頭が上がらないので同じこと)という選択肢があります。
日本人からすればあり得ない選択肢ですが、親北・親中を旨とし、実際に反米活動を許容する政権が誕生する国ですので、韓国の場合「あり得る」と見なければなりません。
韓国が今になって20世紀にすっかり流行が終わったはずの方向に走っていくのであれば、見送ってあげるしかないでしょう。
日本がそちらに行くことはないのですから(そのはずです)。
(吉田ハンチング@dcp)