韓国『大韓航空』は「金を食うカバ」をリストラ

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小ネタかもしれませんが、航空業界の頑張りを伝える話ですのでご紹介します。

韓国メディア『ChosunBiz』によれば、韓進グループの趙源泰(チョ・ウォンテ)会長がインタビューに答えて「A380は5年以内に大韓航空からなくなる予定」「その後にB747-8Iも続く。10年以内になくなるだろう」と述べたとのこと。

「A380」は『エアバス』が開発した超大型の旅客機です。世界初の総2階建ての旅客機で、一種のステータスシンボルにもなる機種です。「B747-8I」は、『ボーイング』が開発した747シリーズ最後モデル、その最新機です。

『大韓航空』ではこれらの最新の機体を退役するというのです。

その理由は維持コストがかさむためと推測されます。

超大型の機体は一度に多くの旅客を運べますが、今回のコロナ禍のような状況になると、少ない旅客を大きな図体で運ぶことになり、コストパフォーマンスが良くありません。その上、整備などの維持コストは普通の大型機より多くかかります。

韓国ではしばしば「お金を食うカバ」という表現をしますが、この際、カバには退役を願って効率の良い中型機・普通の大型機で再編しようという意図と見られます。

『大韓航空』は『アシアナ航空』との合併に向かってまい進していますが、今回明らかになった超大型機の退役も、合併をにらんだリストラの一環と見ることが可能です。『大韓航空』は旅客が激減した中でもなんとか黒字を出すべく頑張ってきました。

その頑張りには素直に賛辞を贈ります。

(吉田ハンチング@dcp)

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