2021年も間もなく終わり、2022年が始まります。尋常ではないインフレと感染拡大(12月27日時点で新規感染者数4,207人)、医療崩壊の中、韓国経済がいかなることになるか、です。
『大韓商工会議所』が韓国企業2,371社にアンケートを行い「BSI」を公表しましたが、これがよろしくありません。
「BSI」は「Business Survey Index」の略で、日本語では「景況判断指数」と訳されます。
韓国で使われているのは「100」が中立で、100未満になると前期と比較して景気が悪くなる、100超では景気が良くなる――と判断していることになります。
以下をご覧ください。
「100=中立」「100超=景気が良くなる」「100未満=景気が悪くなる」⇒参照・引用元:『大韓商工会議所』公式サイト
上掲のとおり、2021年第3四半期に「103」で天井となり、四半期連続で下落し100を割っています。
つまり、来る2022年第1四半期の景気は悪化すると見ているのです。
これを輸出企業・内需企業で比較すると、
2022年第1四半期のBSI
輸出企業:94
内需企業:88
輸出企業:94
内需企業:88
となります。どちらも悪いですが、感染拡大に襲われて景気不安のある国内を相手にする内需企業の方が景況感はやはり良くありません。
というわけで、2022年第1四半期の韓国経済の見通しは、企業の景況感から見て良くありません。
(吉田ハンチング@dcp)