2022年05月19日、やっと韓国の企画財政部から「月刊財政動向及び問題」の05月号が発刊されました。03月までの韓国政府の財政がどうなっているのか確認できます。
以下をご覧ください。
2022年03月
収入:64.3兆ウォン
支出:82.3兆ウォン
統合財政収支:-18.1兆ウォン
管理財政収支:-25.5兆ウォン2022年01~03月累計
収入:170.4兆ウォン
支出:203.5兆ウォン
統合財政収支:-33.1兆ウォン
管理財政収支:-45.5兆ウォン
単純に収入から支出を引いた「統合財政収支」で見ても「03月:-18.1兆ウォン」の赤字です。社会保障基金の収支も入れた「管理財政収支」では「03月:-25.5兆ウォン」です。
政府財政を見るときは「管理財政収支」の方を見なければなりません。
01~03月の累計では「-45.5兆ウォン」とひどいことになっていますが、対前年同期では「-48.6兆ウォン」でしたから昨年よりもまだマシなのです。
ご注目いただきたいのは、青枠で囲った2022年通期の予定支出「624.3兆ウォン」です。
これは文前政権が組んだ第1次補正予算の16兆9,000億ウォンを含んだ金額ですが、先にご紹介した尹政権が決めた第2次補正予算「59兆4,000億ウォン」は含まれていません。
つまり、これからさらに支出は大きく膨らむのです。以下が韓国政府の財政収支のここまでの推移です。
2018年までは、統合財政収支と管理財政収支の両方とも黒字だったのですが、2019年以降は赤字に転落しました。これは紛うことなく文前政権の成果です。
(吉田ハンチング@dcp)