カタールで行われている「2022サッカーワールドカップ」で、日本は初戦ドイツを「2-1」で劇的に破りました。
前半の一方的に押し込まれていた状況が後半に覆る様は、まるで奇術のようでした。
日本チームはサッカー史に残る逆転劇を見せてくれました。いくら称賛しても足りない素晴らしい勝利です。
日本の勝利を受けて韓国メディアもさまざまに報道を出しています。
Money1なので経済系が多くて恐縮ですが韓国メディアの記事タイトルを幾つか拾ってみます。
●『朝鮮日報』
「前半18%」日本逆転、どのように『ドーハの奇跡』は完成したのか」
「韓国も特別な仕事ができる」
●『中央日報』
「日本に一撃されたドイツ、4年前の韓国戦敗北の亡霊が再召喚」
●『NEWSIS』
「戦車軍団を止めた立役者・日本の南野『韓国もやる能力あり』」
●『毎日経済』
「アジアが怖い…日本にも崩れたドイツ」
●『ハンギョレ』
「今日は韓国のターン……『ソン・フンミン出場可能』」
●『ソウル経済』
「『日本に逆転負け』ドイツ…ミュラー『衝撃を受けた』、ノイヤー『すごい失望』」
●『韓国経済』(元は『聯合ニュース』の記事)
「ドイツを破った日本、4年前の韓国のデジャビュー… さまざまな指標で同じ」
サウジアラビアがアルゼンチンを破ったのに続き、日本がドイツを撃破したのを、「アジア旋風」と捉えている記事が多いです。
そのため、「韓国も本日のウルグアイ戦に勝たねば……」となっている模様。
「韓国もできる」と日本の南野選手の言葉を引いている記事が目立ちます。以下のような具合です。
(前略)
フランスのASモナコでプレーする日本代表チームの攻撃手、南野拓美はこの日の試合を終えて取材陣に向かい「明日韓国が勝てばいい」と話した。南野は「韓国チームに黄喜燦(ファン・ヒチャン)を含め友達がいる。韓国も何か特別なことをする能力がある」とし「勝つのを見たい」とした。
(後略)⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「韓国も特別な仕事ができる」
上掲のように友達を思いやる南野選手の発言を紹介しています。
日本がドイツを勝ったのは、2018年のロシアW杯で韓国がドイツを下したのと似ている、という記事もあります。
例えば、『聯合ニュース』の記事は以下のように書いています。
「2022カタールワールドカップ」日本サッカー代表チームのドイツ戦勝利は、「2018ロシアワールドカップ」韓国のドイツ戦勝利といろいろと似た点が多い。
日本は4年前、韓国と同様の記録で「錆びた戦車」ドイツを撃破した。
韓国と日本はドイツと比較してほぼ同様のボールシェアを上げた。
統計専門サイトオプタは、24日「日本はドイツ戦で26.2%のボールシェアだった。これは歴代ワールドカップ史上最も低いボールシェアでの勝利として2位の記録」と伝えた。
続いて「1位の記録は韓国がロシアワールドカップグループリーグ、ドイツ戦で記録した26%」と説明した。
スコアも似ている。
韓国は、2018年06月27日、ロシア・カザンで開かれたロシアワールドカップグループリーグF組ドイツ戦で2-0で勝利し、日本は23日、カタール・アライヤンハリファインターナショナルスタジアムで開かれたカタールワールドカップグループリーグE組1次戦で、ドイツに2-1で逆転勝った。
韓国と日本はいずれも2ゴールを破り、いずれも後半戦に入れた。
(中略)
韓国と日本がドイツ戦で同様の記録となったのは、日本が4年前に韓国の作戦と似ていたからだ。
この日、日本は4年前、ドイツを相手にした韓国のように守備をしっかりと積み重ねた後、カウンター中心の作戦を繰り広げ、ドイツ選手たちの体力が落ち始めた後半戦に速いスピードを使って得点を狙った。
このため、似たようなボール支配率とシュート数となったようだ。
日本が韓国をまねたのでドイツに勝てたのだ、とでもいいたいのでしょうか。
とにかく韓国は本日行われる「ウルグアイ戦」に勝ちましょう。
「アジア旋風」などと書いているのですから、ここで韓国が負けるとその風も止まることになってしまいます。
(吉田ハンチング@dcp)