2022年第4四半期には「営業利益:-1兆ウォン」で業績が赤転すると見られている韓国『SKハイニックス』ですが、株価も急落しています。
直近2023年01月04日の株価は以下です(チャートは『Investing.com』より引用:以下同/日足)。
01月04日の終値は「7万5,600ウォン」です。
日足のママで時間軸を引くと以下のようになります。
2021年の最高値は03月01日に記録した「15万500ウォン」。2022年の最高値は02月17日の「13万4,000ウォン」です。
それが01月04日には「7万5,600ウォン」ですから、2021年の最高値と比較してほぼ半値。2022年の最高値と比較しても43.6%も値を下げています。
2021年03月01日の最高値から直近2022年01月04日までで時価総額「54兆5,273億ウォン」が蒸発したことになります。
2022年02月17日の最高値から直近2022年01月04日まででは、時価総額「42兆5,153億ウォン」の蒸発です。
韓国半導体を支える『SKハイニックス』の株価がここまで下がるというのは、あまり良いことではありません。
2022年第4四半期の業績が良くないのは織り込んで動いてるはずですので、投資家の皆さんがそろそろ底だと判断すれば反騰も期待できる――という見方もあります。ただし、『SKハイニックス』の場合には中国に置き去りになっているファウンドリーはどうするのか、などの不確定要素があるのも事実。
資金調達に失敗したのではないか、という観測もあるので、米中の半導体戦争で『SKハイニックス』にとって良いサインが出るまでは反騰は難しいかもしれません(そもそも良いサインが出ることなどあるのかという話もあります)。
(柏ケミカル@dcp)