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韓国“公務員”は「過剰に上司を敬わねばならない」 法務部長官「様を付けるのやめようよ」

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韓国というのは不思議な国で、「上位の役職の人」の呼称にさらに「」を付けます。例えば「大統領様」「議員様」などです。


↑やっぱり月亭八方さんに似ている韓東勳(ハン・ドンフン)法務部長官

Money1でも少しご紹介したことがありますが、韓東勳(ハン・ドンフン)現法務部長官は国会で『共に民主党』議員と論戦になった際に、「議員様と呼べ。様を付けろ」とキレられたことがあります。

世にもあほらしい話ですが、韓国の「様」は「どちらが上位か」を下位の者に認識させるために強要するものなのです。「事大」精神の表出と見ることもできます。

日本では「岸田文雄首相様」などとは言いませんし、「高橋部長様」とも言いません。

さすがにばかばかしい話なので、(あるいはキレられたからなのか)韓東勳(ハン・ドンフン)法務部長官が「不要な様」なんか付けるのをやめようよ――としました。

2023年10月21日、韓東勳(ハン・ドンフン)長官が「公務員礼節規定廃止」の訓令を出したことが分かりました。

この規定は3章17条で構成されており、

・部下の職員が上司を呼ぶ時は必ず「様」を付ける
・上司に随行する時はその左側または一歩後に付き従う
・上司が勤務地を訪問した時は、6歩先で指揮者の号令に従って一斉に敬礼する
・上司が訪問を終えて出発するときは、乗った車が隊列を完全に離れるまで敬礼する
・握手は上司が要請したときのみ行う
(上司の一歩手前で良い姿勢を保ち右手を差し出して握手する)
・腰を曲げたり頭を下げたりせず、自然に目を合わせて節度のある声で役職と氏名を言う

といった規定があります。

そもそも韓東勳(ハン・ドンフン)さんは、2022年05月の就任以降、「もうちょっと水平的な組織文化にしようよ」と強調し、就任直後には長・次官を含む幹部を呼称する際に「様」を使わないように指示しています。また、通勤時に職員が官用車のドアを開閉する儀式(?)も禁止しました。

上下関係に厳しい韓国で根付くかどうかは別として、自分の管轄する部だけでもそうしようというわけで、なかなかいい試みではないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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