短信です。誠に申し訳ありません。
2024年06月10日、中国吉林省吉林市北山公園で殺人未遂事件が起こりました。アメリカ合衆国4人が現地で中国人にナイフで襲われ、重症を負ったのです。
幸いなことに4人とも命はとりとめた模様ですが、合衆国人を負傷させたとして、中国内外に大きな衝撃を与えました。
↑3人の被害者が横たわる「事件直後に撮影されたと思われる動画」からスクーリンキャプチャー。モザイクをかけた中央の人物は多量の出血が見られます。
中国共産党は本件をすぐさま隠蔽にかかり、情報を遮断しようとしましたが、すぐに外国に漏れ、中国語メディア・SNSでも瞬く間に知れ渡ることになりました。
刺されたのはアイオワ州マウント・バーノンにある『コーネル・カレッジ』の大学教員で、中吉林省『北華大学』で教えるために訪中しており、事件当時は提携している同大学の関係者も同行していた――とのこと。
中国メディアは本件についてだんまりを決め込んでいますが、中国語SNSには「義和団の乱が再発した」「中国共産党が極度の排外主義を生み出したのだ」「最近の経済成長の鈍化に伴い、過激思想が復活した」といった意見が上がっています。
米中対立が深化していますが、このような教育分野における人的交流を行っている人が刺されるような事態は看過できません。
日本人も厳重に警戒すべきです。
(吉田ハンチング@dcp)