韓国「次の大統領代行」は誰? 「5人を一気に弾劾するプラン」出る

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読者の方から「韓国次の大統領代行は誰になるの?」と質問をいただきました。今回は本件についてご紹介いたします。

韓国では、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の2024年12月14日に弾劾訴追案が可決されて以来、弾劾訴追に注目が集まっています。

いえ、『共に民主党』による政府機関の長官、法官を職務停止に追い込む策謀は、以前から続いており、そのため、12月03日とうとう尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が切れた――というのが本当にところです。

2024年12月14日
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の弾劾訴追案可決で職務停止
(『国民の力』議員12人が寝返って、賛成:204/反対:85/棄権:3/無効:8で可決)

2024年12月27日
韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理の弾劾訴追案可決で職務停止
(左派・進歩系議員の賛成192人で可決)

大統領権限を代行していた韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理(首相に相当)が職務停止となり、崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官が大統領代行となりました。

しかし『共に民主党』は、憲法裁判所の判事を言うとおりに3人追加しなければ、さらに崔相穆(チェ・サンモク)大統領代行をも弾劾訴追する――としています。そのため、また大統領代行が代わる可能性があります。

大統領代行は次のように継承される予定です。

崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官が弾劾訴追されたら、次は「李周浩(イ・ジュホ)副総理兼教育部長官」です(下掲写真)。

『共に民主党』党首・李在明(イ・ジェミョン)さん言うところの「光の革命」がどこまで弾劾訴追を行うのか、にご注目ください。

なにせ、『共に民主党』からは上掲の5人、すなわち――、

崔相穆(チェ・サンモク)副総理兼企画財政部長官:現大統領代行
李周浩(イ・ジュホ)副総理兼教育部長官
劉相任(ユ・サンイム)科学技術情報通信部長官
趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官
金暎浩(キム・ヨンホ)統一部長官

――を、全員弾劾訴追してやるという話が出ています。

これが行われるとどうなるかというと、国務会議が成立しなくなります。

というのは、韓国の憲法第96条では「国務会議は国務委員15人以上で構成される」とされており、これが事実上、行政機関の最低人数の基準となっています。

5名全員が職務停止になると、国務委員がメンバー割れとなり、国会で必要な説明や答弁ができない状況に陥ります。つまり、国会審議や法案審議が進められません。

韓国で行われている「素晴らしい民主主義」というのは、こういうことなのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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