韓国・家計への融資金額「743兆」。7カ月ぶり“4.5兆”増加

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韓国では家計負債が増加しないように金融当局が目を光らせています。

2025年07月には、家計融資の限度をさらに制限するストレスDSR(総債務元利金返済比率)第3段階が実施される予定です。

ところが……2025年04月末時点での、『国民銀行』『新韓銀行』『ハナ銀行』『ウリィ銀行』『農協銀行』の5大銀行の家計融資残高が爆増したことが分かりました。

5大銀行合計で「743兆848億ウォン」に達しました。

前月比で「4兆5,337億ウォン」の増加です。この数字は、2024年09月に記録した「+5兆6,029億ウォン」に迫る数字です。

住宅ローン:589兆4,300億ウォン(+3兆7,495億ウォン
信用貸付:102兆4,931億ウォン(+8,868億ウォン

家計向け融資の大部分は、金額の大きな住宅ローンですが、当月は約3.7兆ウォン増えています。

家計向け融資が増加したのは、金利引き下げ局面が本格化する中、春の引越し需要などが重なったためと見られます。

また、Money1でも少しだけご紹介したことのある「土地取引許可区域解除」による余波が時間差で融資実績に反映された――と考えられます。高級住宅地として知られるソウル江南地域の「土地取引許可区域」の解除(これは02月)による余波で住宅取引が増加したわけです。

ただし、この住宅ローンの急増がこれからも続くかは様子を見なければなりません。上記のとおり07月にはストレスDSRの規制がかかります。

(吉田ハンチング@dcp)

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