韓国の次期大統領選挙は投開票が2025年06月03日に迫り、あと1カ月を切りました。
↑いわゆる伝統市場に出掛けて「庶民派」をアピール。前科4犯、生来のウソつきですので、こんな言動はただの「装い」に過ぎません。
Money1でもご紹介したとおり、最大野党『共に民主党』の統一候補が圧勝で李在明(イ・ジェミョン)さんに決定。すっかり帝王気取りで「一般庶民の味方です」をアピールする遊説(というかドサ回り)を展開しています。
↑大法院の曺喜大(チョ・ヒデ)院長。
『共に民主党』左派・進歩系議員は、大法院(最高裁判所に相当)の「李在明(イ・ジェミョン)への事実上の有罪」判決に対して、すっかり激昂。
「司法によるクーデター」あるいは「司法による大統領選挙妨害」と言い出し、
大法院長を弾劾する
判決に賛成した10人の大法院判事を弾劾する
と、息巻いています※。
※ただし2025年05月4日現在、弾劾訴追案の議決には至っていません。
↑例によって李在明(イ・ジェミョン)さんの腰巾着・朴贊大(パク・チャンデ)さんが中心にいます。
毎度おなじみの「自分たちの意に染まない判決を出した判事をオミットする」という動きです。
言論の自由があり、異論も唱えることができるのが自由民主主義国家です。また「司法の独立」は自由民主主義国家の基盤となる「三権分立」というシステムの重要なパーツです。
ですから、自分たちの思いどおりの判断を司法に出させよう、などという動きは三権分立のシステムを壊そうというものであり、自由民主主義を破壊しようというものに他なりません。
さすが左派・進歩系のクズ議員どもだけあって、自分たちがやろうとしていることを恥ずかしいとも思わないようです。
実際、『共に民主党』からは「司法府はもういらないんじゃないか」というバカが登場しました。
「K-民主主義」には司法はいらない!
このスゴいバカ、いわば「弩級のバカ」は、パク・ジニョンという人物です。
↑弩級バカのパク・ジニョンさん。『民主研究院』の元副院長。
パクさんは『共に民主党』のシンクタンクである『民主研究院』の元副院長で、大法院判決が出た後、『CBS』のYouTube番組「ザ・ロッカールーム」に出演し――、
「行政府と立法府は選挙で選ばれた権力だ。司法府は選ばれていない。だから、より共和的で慎重に合意する手続きを持たなければならない」
――と主張。また、
大法院の破棄差戻し判決について、
「三権分立というものは、もはや幕を下ろさなければならない時代ではないか」
――と述べました。
つまり、『共に民主党』が誇っている「K-民主主義」なるものには、三権分立はいらないというのです。
自分たちが「どんな政治形態」を目指しているのかを正直にゲロってしまったともいえますが、自分が「すごいバカ」であると自白したわけです。
このような信条を持つ「弩級のバカ」が、自党シンクタンクの副院長を務めた人物なのです(2022年10月~2025年04月の期間に副院長)。
さらにスゴいことに、パク・ジニョンさんは――、
「司法府をなくすべきか、それとも国民が司法府の主人になるべきか」
「西洋の民主主義よりも先に悩むべき時期が来たようだ」
――とも述べています。噴飯モノの発言です。
「何人たりとも司法の外には立てない」「全ての人が法の支配を受ける」のが、法治国家の原則。自由民主主義国が法治国家であるのは何のためでしょうか?
等しく法の支配を受けるから、万民の平等が保障され、三権分立が成立しているからこそ、政府(行政)、国会(議会)、司法(裁判所)が牽制し合って独裁ができないようになっているのです。
つまり、自由民主主義国家の存立基盤は、法治国家であること、三権分立が機能していることにあります。それを司法府はもういらないのではないか――と嘯き、「西洋の民主主義より先にいくのだ」そうです。
韓国はこのような「弩級のバカ」が登場して、妄言を吐くほど駄目な国になっている――というわけです。
もう何度だっていいますが、「明確に自由民主主義国側に立つ韓国」は「おしまい」に向かっているのです。
(吉田ハンチング@dcp)