2025年09月03日、中国・北京において中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年記念大会が開催されました。
いや、中国共産党は日本と戦わずに逃げ回っていただけだろ、というツッコミはものともせず、中国共産党の「なかった勝利」を祝う式典が行われました。
日本と戦争状態にあったのは「中華民国」(現在の台湾政府)であって、1949年にできた「中華人民共和国」が日本と戦ったなどという主張は時間を超えることがない限り成立しません。
中国共産党は「延安の抗日根拠地」や「八路軍のゲリラ活動」などを誇張して、自らを「抗日戦争の主役」と後世に位置づけ、現在の中国政府が「戦勝80周年」を祝う根拠としています。
これは政治的・歴史の“改変”(あるいは捏造)であって、事実とは異なります。

北京天安門広場を見下ろす高楼に、習近平・プーチン・金正恩の3名が立ったのですが、これぞ現代の独裁者そろい踏みです。
横並びですが「黒い三連星赤い三連星」な光景で、「ここにミサイルを撃ち込むのはなし?」といいたくなるようなシーンでした。

式典のライブ中継で面白い事件(ホットマイク)がありました。並んで歩く場面の音声がマイクで拾われました。「イキ」になっていたのです。
習近平さんの通訳がロシア語で、
「以前は70歳まで生きる人はまれだったが、最近では70歳でもまだ子供だ」
――と言い、
プーチン大統領の通訳が中国語で、
「生物技術は継続的に発展している。人体の臓器は継続的に移植できる。長く生きるほど若返り、不死を達成することさえ可能になるだろう」
――と言っています。
習近平さん(画面外)が、
「一部の予測では、今世紀、人類は150歳まで生きるかもしれない」
――と答えました。
金正恩さんは発言しませんでしたが、この会話の間、笑いながらそのやりとりを見守る様子が確認されました。
年寄りが集まると「病気の話」ばかりになる――といわれますが、習近平さんとプーチンさんもその感じなのかもしれません。2人とも(早くいなくなればいいのにという期待が大きいからでしょうが)健康状態の悪化についてしばしば報道が出ます。
金正恩さんの場合も糖尿病や成人病などについて指摘されたりします。
先端医療によってまだ長生きして独裁者を続けるつもりなのか――と考えると、うんざりする話です。
(吉田ハンチング@dcp)






