『韓国銀行』李昌鏞総裁、離任「最後の挨拶」。

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2026年04月20日、『韓国銀行』の総裁を務めた李昌鏞(イ・チャンヨン)さんの任期が終わりました。アジア太平洋局長を務めた優秀な人ですが、任期の間、間違ったことは一つも述べず、「政治的でないものなど何もない韓国」で、最後まで政治圏とは一線を画し、中央銀行総裁として的確な判断を下し続けたことは称賛に値します。

同日、李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁の離任式が行われました。総裁の最後の挨拶から発言を拾います。

「ロシア・ウクライナ戦争によって高まったインフレを金利政策を通じて下ることができた。

主要国の中央銀行より先にインフレ水準を2%台に戻せたことに誇りを感じる」

「相次いで引き起こされた不動産金融不安と米シリコンバレー銀行の破綻の影響により金融安定が脅かされ、非常戒厳という初めての状況が発生して経済が逆成長することもあった。

アメリカ合衆国の関税政策と中東戦争による為替レートの急騰まで重なり、わが国の経済は引き続き試練の場に立たされたが、危機をうまく管理した」

「韓国型フォワードガイダンスの導入により市場とのコミュニケーション方式も改善し、20本を超える構造改革報告書を通じて政策助言の役割を強化した。

非基軸通貨国の中央銀行総裁として初めてBISグローバル金融システム委員会(CGFS)の議長を務めることになったこと、過去20余年にわたり上昇し続けてきた家計負債比率を初めて低下傾向に導いたことも意味のある成果だと思う」

「経済構造の変化とともに通貨・財政政策の影響力が徐々に弱まっているにもかかわらず、過去の成功経験により政策当局の役割に対する国民的期待は依然として高い水準を維持しており、両者の乖離が大きくなっている」

外為市場が、現在では国内企業、個人、国民年金など居住者の影響も大きく受けている点を説明し、また、内国人の海外投資が内外金利差だけでなく、労働市場、租税政策、年金制度、グローバルな地政学的リスクなど多様な要因によって大きく変動する時代が到来したと強調した上で、以下の発言

「このような現実を制度的に改善しようとする努力なしに、過去のように外国為替市場への介入や金利政策だけで為替レートを管理しようとすれば、より大きな副作用が発生する可能性がある」

「少子化と低成長の問題もまた、通貨・財政政策のような短期的処方よりは、苦痛を甘受してでも労働、教育分野などの構造改革を通じて利害関係と対立を調整することを求めている」

「4年前の就任の辞で『韓国銀行』が『通貨・金融政策の垣根を越えて国内最高のシンクタンク』になろうと申し上げた。

構造改革は現在進行形であるだけに、今後も韓国銀行が教育、住宅、均衡発展、若者雇用、高齢者貧困など我が国経済が直面している構造的問題を解決するための中長期課題を引き続き研究してほしい」

インフレ率を主要先進国の中央銀行に先んじて2%台に落とし得たことが李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁の誇りになっているようです。

李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁の「『韓国銀行』が『通貨・金融政策の垣根を越えて国内最高のシンクタンク』になろう」という言葉は、傍(日本)から見ていても実行されたように見えました。

『韓国銀行』から公表されるリポートや論文は明らかに高品質になりましたし、読んでいても興味深いものが多かったです。

もう何度だっていいますが、ロクでもないことしかしなかった文在寅ですが、李昌鏞(イ・チャンヨン)さんを『韓国銀行』の総裁に指名したことだけは高く評価できます。

李昌鏞(イ・チャンヨン)さんは立派な中央銀行総裁でした。ここ日本からも李昌鏞(イ・チャンヨン)さんの離任に際して拍手を送ります。

お疲れ様でした。あなたは見事な中央銀行総裁でした。

(吉田ハンチング@dcp)

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