読者の皆さまもご存じのとおり、BEVに対する需要が予想どおりには盛り上がらず、BEVではなく、むしろハイブリッド車が売れています。電気自動車メーカー『BYD』でもハイブリッド車に注力しているほどです。
BEVの需要が予想どおりに盛り上がらず、困っているのは車載用二次電池のメーカーです。
韓国メディア『IT朝鮮』の記事から一部を以下に引用します。
グローバル完成車メーカー各社が電気自動車(EV)生産計画を相次いで撤回、または無期限延期する中、北米市場に命運を懸けていた『SK On』のバッテリー供給網にも非常事態が発生した。
『Nissan Motor』や『Ford Motor Company』など中核パートナー企業が、「EV速度調節」を越えてプロジェクト中断を宣言し、数十兆ウォン規模の供給ルートが相次いで遮断されている。
(中略)
『SK On』が2025年03月に『Nissan Motor』と締結した15兆ウォン規模のバッテリー供給契約も再検討が不可避となった。
両社は2028年から6年間、計99.4GWh規模のバッテリーを供給することで合意していたが、車両生産自体が頓挫したことで、契約取り消しや物量調整の可能性が高まった。
(中略)
『Ford Motor Company』との協力関係もまた終止符へ向かっている。
両社は2025年12月、合弁法人ブルーオーバルSKの運営方式を分離することで合意し、『SK On』はテネシー工場を独自運営し、『Ford Motor Company』は子会社を通じてケンタッキー工場資産を買収することにした。
『Ford Motor Company』は買収したケンタッキー工場に20億ドルを追加投資し、リン酸鉄リチウム(LFP)ベースのエネルギー貯蔵装置(ESS)生産基地へ転換する計画だ。
この過程で、ブルーオーバルSK所属労働者1,512人が解雇されるなど、大規模人員構造調整が断行された。
(中略)
『Volkswagen』もまた、合衆国テネシー州チャタヌーガ工場で主力電気自動車であるID.4の生産を終了し、内燃機関SUV生産へ回帰した。
ジョージア工場の主要供給先の一つが消滅し、『SK On』の北米地域バッテリー稼働率下落傾向が深刻化している。
電気自動車需要急減に伴い、『SK Battery America』は03月、ジョージア州工場労働者958人を整理解雇した。
これは全体人員の37%に該当する規模であり、市場状況に合わせた運営効率化という名目の下、大規模人件費削減が現実化した。
(後略)
韓国Top3に数えられるK-バッテリーメーカー『SK On』についていえば、2026年第1四半期に同社のグローバルバッテリー市場でのシェアは3.7%となり、順位は4位から7位へと転落しました。
BEV需要が考えたように増えませんので、K-バッテリー企業も厳しくなっているのです。
(吉田ハンチング@dcp)





