2026年08月17日、中国の国家統計局が「(2026年1—7月份全国房地产市场基本情况(2026年01月から07月までの全国不動産市場の基本状況)」を公表しました。
毎月データが公表されるたびに底なし沼のように数字が悪くなっていきます。07月もさらに数字が悪くなりました。
まず「不動産開発投資の実施状況」です。
一、不動産開発投資の実施状況
01~07月、全国の不動産開発投資額は4兆3,009億元で、前年同期比19.2%減少した(比較可能な基準で計算)。
このうち、住宅投資は3兆3,172億元で、19.1%減少した。
01~07月、不動産開発企業による建物施工面積は55億7,572万平方メートルで、前年同期比12.7%減少した。このうち、住宅施工面積は38億7,051万平方メートルで、13.0%減少した。
建物の新規着工面積は2億6,700万平方メートルで、24.0%減少した。このうち、住宅の新規着工面積は1億9,490万平方メートルで、24.6%減少した。
建物の竣工面積は1億9,195万平方メートルで、23.2%減少した。このうち、住宅の竣工面積は1億3,443万平方メートルで、25.5%減少した。
中国全土の不動産開発投資額は前年同期比19.2%減少し、前月よりさらに悪化しました。
次に「新築物件の販売および在庫状況」です。
二、新築不動産の販売および在庫(売れ残り)状況
01~07月、新築物件の販売面積は4億5,021万平方メートルで、前年同期比11.8%減少した。このうち、住宅の販売面積は12.7%減少した。
新築物件の販売額は4兆2,718億元で、13.1%減少した。このうち、住宅の販売額は13.2%減少した。
07月末時点で、商品不動産の在庫面積は7億5,911万平方メートルで、前年同期比0.8%減少した。このうち、売れ残り期間が3年以下の面積は5億5,559万平方メートルで、3.6%減少した。
新築物件の面積、販売額ともに対前年同期比でさらに減少しました。
在庫の面積が減少しているのはいいことですが、減ったといってもわずか「0.8%」に過ぎません。
最後に「不動産開発企業の資金調達状況」です。
三、不動産開発企業の資金調達状況
01~07月、不動産開発企業の調達済み資金は4兆5,748億元で、前年同期比20.3%減少した。このうち、国内融資は6,300億元で、32.1%減少した。
自己調達資金は1兆6,544億元で、18.5%減少した。手付金および前受金は1兆4,376億元で、14.4%減少した。
個人向け住宅ローンは6,040億元で、23.5%減少した。
不動産開発企業の資金調達のマイナスは、とうとう対前年同期比で「-20.3%」に達しました。
ズブズブ沈む一方で、まさに「底なし沼」状態です。
国内融資は「-32.1%」です。不動産開発にお金を貸そうという人もいなくなり、住宅ローンを組んで家を買おうというニーズも激減です。なにせ「-23.5%」ですから。
上掲のとおり、プレスリリースには書かれていないのですが、以下の表組には重要なポイントが書かれています。外国人投資家からの資金調達です。
外国からの調達は当月もわずか「4億元」しかありません。対前年同期比で「-77.3%」です。

↑黄色の蛍光ペンでフォーカスしてあるのが「外国資金の活用」です。
毎月同じ話をしていますが、外国人投資家はもはや中国の不動産開発に資金投入しないのです。
まだ中国不動産市場の底は見えません。
(吉田ハンチング@dcp)







