Money1でもご紹介しましたが、2026年08月19日、中国外交部の王毅部長(外相に相当)が訪韓。韓国の趙顕(チョ・ヒョン)外交部部長、大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんと会談を行いました。


『統一日報』に至極真っ当な指摘を行う記事が出ています。王毅さんが述べたことは韓国の憲法に反する――という指摘です。同記事から以下に一部を引用します。
(前略)
中国が韓国と北朝鮮を「二つの国家」と規定する立場を公式の場で示した。王毅中国外交部長は今月19日、ソウルで趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官と会談した際、「韓国と朝鮮(北朝鮮)という二つの国家が、共存の機会を追求することを望む」と述べたと、中国外交部が発表した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)が南北関係を「敵対的な二つの国家」と規定し、統一という概念を消し去ると、中国がこれに同調するシグナルを送った格好だ。
問題は、南北関係が単純な国家対国家の関係ではないという点だ。
大韓民国憲法第3条は朝鮮半島全体を領土と規定しており、第4条は平和的統一を国家の責務として明記している。南北は国際社会ではそれぞれ国連加盟国として活動しているが、憲法上は統一を志向する特殊関係にある。
中国の外交責任者が南北関係を「二つの国家の関係」と呼んだことは、韓国の領土権と統一原則という憲法秩序に真っ向から反する主張だ。
中国が外交の場でこれに言及したという点は、内政干渉をめぐる議論まで引き起こしかねない問題だ。
⇒参照・引用元:『統一日報』「中国の「南北2国家」論、韓国憲法に反する」
韓国は憲法上の規定によれば、朝鮮半島の全域が国土であり、北半分を支配している北朝鮮はあくまでも秩序を乱す反社会組織。国ではありません。いつかは韓国による朝鮮半島を統一する――が国是であり、これは初代大統領の李承晩(イ・スンマン)さんの頃からです。
実は北朝鮮も同じで、南朝鮮は社会秩序を乱す組織であって、決して国ではない――が金ちゃんファミリー初代の金日成さんの遺訓でした。ところが、三代目の金正恩さんは、初代・二代目の遺訓に反して「敵対国」と言ってしまいました。
どっちもどっちな話ではありますが、そもそも国の成り立ち、正統性の根幹に関わる話なので、「ケンチャナヨ」精神の発揮でうやむやにしていいわけはないのです。
ところが、王毅外相が訪韓して「韓国と北朝鮮という二つの国家が、共存の機会を追求することを望む」と言ってしまい――韓国政府はそれをスルーしました。
がばがばやないか――なのですが、もはや韓国政府にはそういう規律すら通用しなくなっているのです。
「事実上の国やないか。二国間の関係や」という突っ込みは理解しますが、それならそれで、韓国は「北朝鮮についてこう規定する。現在の考えはこうだ」という認識を示さないとならないでしょう。
早い話が、棚ぼた式に独立した韓国は「正統性」なる認識が21世紀の今になっても歪んでいるのです。だからこそ、ありもしなかった日本からの激しい独立運動、一片の国土・一人の国民も統治しなかった上海臨時政府という幻想にすがった神話を捏造する必要があるのです。
(吉田ハンチング@dcp)





