FRB(米連邦準備制度理事会)の新理事長に、現理事のジェローム・パウエル氏が就任するとのこと。現理事長のイエレン女史は、トランプ大統領と折り合いが悪いようで、その不仲が漏れ伝わってきていましたので、交代は致し方ないところでしょう。「イレエン女史の続投でいいじゃねぇか」という声も少なからずあったのですが……。
さて、11月01日にはFOMC(連邦公開市場委員会)から声明が出ております。その主旨は以下のようなものです。
・労働市場は堅調/失業率は一段と低下
・前年同月比で見たインフレ率は短期的には引き続き2%をやや下回るが、中期的には(委員会の目標である)2%近辺で安定するだろう
・フェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを1.00-1.25%に維持する
・経済状況はFF金利の緩やかな引き上げを正当化する形で進むだろう
アメリカ経済は堅調で、最大雇用とインフレ率2%という目標を目指し、指標(INDEX)を確認しながらになるけれども、「12月には追加利上げに踏み切るかもよ」というわけです。ここは注目ですね。アメリカで金利が上昇すると日本市場にも大きな影響がありますからね。
(柏ケミカル@dcp)