曇ってきました。
2021年10月26日、『韓国銀行』が「2021年第3四半期実質国内総生産(速報)」を公表したのですが……。
2021年第3四半期(速報値)
実質国内総生産(GDP)は前期比0.3%成長
実質国内総所得(GDI)は前期比0.3%増加
韓国の2021年第3四半期のGDPは、対前期比で「0.3%」にとどまりました。以下がここまでの推移です。
ご注目いただきたいのは、
2021年
第1四半期:1.7%
第2四半期:0.8%
第3四半期:0.3%
第1四半期:1.7%
第2四半期:0.8%
第3四半期:0.3%
と如実に右肩が下がっていることです。先にMoney1でも、07月に潮目が変わり、08月に景況感が中折れ、09月には企業も景気減速を体感していることをご紹介しましたが、このデータは第3四半期に景気回復に急ブレーキがかかったことを示しています。
どの部門で衰微しているのかというと……以下をご覧ください。
↑各部門の「GDPに対する成長貢献度」。青い棒が2021年第2四半期、茶色の棒が第3四半期※データ引用元は同上
「民間消費」が大きく減衰しています。第2四半期の「1.6%」から「-0.1%」に下落。「建設投資」「設備投資」もマイナスとなっています。
今回の結果によって、2021年の年間GDP成長率予測「4.0%」が難しくなりました。
『韓国銀行』の見通しでは、
第3四半期:0.6%
第4四半期:0.6%
第4四半期:0.6%
で「いけるやろ」と読んでいたのです。
しかし、今回の発表が「0.3%」ですから、読みの半分だったのです。年4.0%成長があやしくなりました。
(吉田ハンチング@dcp)