自国を先進国と呼ぶほど発展した韓国ですが、その発展の基礎部分は日本が造ったものであることを認めません。日本の資金と技術がなければ――日本によって併合された時代がなければ――韓国の近代的な発展はあり得ませんでした。
日本が朝鮮を併合する前、すなわち「大韓帝国」の末期にはどのような状況だったでしょうか。
『韓国の歴史教科書』の徳田克先生が同書の「はじめに」で的確にまとめていらっしゃいますので、それを以下に引いてみます。
日本と朝鮮は145年前に通商修好条約を結んで交流が始まり、111年前の日韓併合により、朝鮮は日本の一部になりました。
併合前の朝鮮は、国王や王妃の贅沢三昧と売官汚職、管理の収奪と横領、不正と拷問の巣窟の司法、農民の自衛のための怠惰、両班の農民支配と搾取、働かず納税せず兵役につかない両班、強固な身分差別と物としての奴婢、農業と家内工業だけの産業、金融機関の絶無と貨幣の紊乱、儒学と漢文だけの書堂(貴族の書斎)での教育、鉄道と港湾は無く、人と牛馬しか通れない道路、幼稚な商業、電力・通信の絶無、不衛生な生活環境と伝染病の流行、悪臭と汚物と狭い道と家が密集したソウルや釜山、草木が全て刈り取られた禿山、迷信と巫女が頼りの病気治療、風水地理説などの迷信の蔓延、度重なる飢饉での餓死者の放置など、絶望的な悲惨な状態の王朝であったことが歴史的に知られています。
この手の付けられない状態の朝鮮を、莫大な資金と多くの人材と進んだ技術を投入して近代的な国民国家に改造したのが日本の朝鮮統治の実態です。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国の歴史教科書』著:徳田克,三省堂書店/創英社,2022年05月22日 初版発行,p.2
徳田先生が指摘された特徴は歴史的な事実です。
長く連なっていると読みにくいかもしれませんので、以下に箇条書きにしてみます。
併合前の朝鮮は――
・国王や王妃の贅沢三昧と売官汚職
・管理の収奪と横領
・不正と拷問の巣窟の司法
・農民の自衛のための怠惰
・両班の農民支配と搾取
・働かず納税せず兵役につかない両班
・強固な身分差別と物としての奴婢
・農業と家内工業だけの産業
・金融機関の絶無と貨幣の紊乱
・儒学と漢文だけの書堂(貴族の書斎)での教育
・鉄道と港湾は無く
・人と牛馬しか通れない道路
・幼稚な商業
・電力・通信の絶無
・不衛生な生活環境と伝染病の流行
・悪臭と汚物と狭い道と家が密集したソウルや釜山
・草木が全て刈り取られた禿山
・迷信と巫女が頼りの病気治療
・風水地理説などの迷信の蔓延
・度重なる飢饉での餓死者の放置――など、絶望的な悲惨な状態の王朝であった
⇒参照・引用元:『韓国の歴史教科書』著:徳田克,三省堂書店/創英社,2022年05月22日 初版発行,p.2
暗い気持ちになるような特徴が並びますが、全部本当です。つまり、日本併合前の朝鮮半島には近代的な物はなんにもなかったのです。いや、近代的な物どころか、乱伐が過ぎて山に木さえなかったのです。
日本が注ぎ込んだ資金と技術、人材のおかげで、工場や発電所などの鉱工業、商業、通貨、教育、法律など、ありとあらゆる近代の基礎が朝鮮半島にもたらされました。
日本が韓国で行った大きな功績が否定されるいわれは全くありません。
(吉田ハンチング@dcp)