韓国の通貨「ウォン」はここのところ通貨安から通貨高の方向へ傾いています。韓国株式市場でも以下のように12月に入ってから高値進行を続けてきました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
2019年12月27日(金)16:00時点で、KOSPI(韓国総合株価指数)はおよそ「2,208-2,209」あたりにあるレジスタンスラインに頭を抑えられている状況です。
韓国では、「株高・通貨高」「株安・通貨安」がペアになっており、最も問題になる株安は通貨安と直結しているのです。
それは、KOSPIチャート上に「ドルウォン」の為替レートのチャートを重ねてみると、以下のように一目瞭然です。
ドルウォンはバーチャートになっています。株価(KOSPI)を緑色の矢印で、為替レート(ドルウォン)を赤の矢印にしてトレンドを追ってみると下掲のようになります。
バーチャートが上に向けば(ウォン安が進めば)、ローソク足の株価(KOSPI)は下へ(株安に)向かいます。逆にドルウォンのバーチャートが下に向けば(ウォン高が進めば)、ローソク足の株価(KOSPI)は上ヘ(株高)へ向かいます。
まるで中央に線があって、株価と為替のチャートが対称形をしているかのようですね。このように韓国の場合、株価と為替の高安は見事に直結しているのです。
(柏ケミカル@dcp)
南朝鮮「フッ化水素」で期待の星「ソウルブレイン社」の株価は適正か
日本が輸出管理強化を行った品目の一つである「高純度フッ化水素」は、半導体・ディスプレー製造に欠かせません。これを入手できないことで韓国企業は四苦八苦しているといわれています。例えば、液晶パネル製造大手のLGディスプイレーは、iPhoneに使...
南朝鮮「ウォン」の動きは「人民元」の動きに似ている?
韓国の通貨「ウォン」の高・安に注目が集まっていますが、アメリカ合衆国と中国の手打ち第一弾が発表され、ブレグジットの道筋がつきそう!となり、世界経済の不安要素が後退したという「観測」が醸成されて、とりあえず「ウォン安」進行は止まりました。現在...
南朝鮮「ウォン安」安値進行 通貨当局は為替介入しているのか?
2019年12月11日(水)、19:50(日本時間)現在、韓国の通貨「ウォン」は以下のような情勢になっています(チャートは『Investing.com』より引用/日足:以下同)。ローソク足が示すとおり、本日の市場が開いてからは始値より下に1...