韓国は世界最悪の反日国家であり、たいていの場合には韓国メディアは日本を貶める報道を行います。ところが、時に「日本がうまくやっている。ぐぬぬ……」という嘆きの記事を出すことがあります。
『毎日経済』が面白い記事を出しています。「“日本がうらましい”(日本が:引用者注)お金をかき集める時、韓国は『最下位』…株式市場の差はなぜ出るのか?」というタイトルです。
何の話かというと「株価」です。
読者の皆さまもご存じのとおり、日本の株式市場はまさに絶好調で1990年02月以降、33年11か月ぶりの高値水準となっています。
以下は直近のチャートですが、2024年01月15日の終値は「3万5,901.79円」(チャートは『Investing.com』より引用)。
一時3万6,000円を超えるほどでした(最高値は3万6,008.23円)。上掲のとおりギャップアップに次ぐギャップアップで、まさに「なんだこりゃ(笑)」なチャートになっています。
韓国メディアが嘆いているのは、日本株が絶好調だというのに韓国株が下げトレンドであるからです。
Money1では連日KOSPI(韓国総合株価指数)の状況をご紹介していますが、直近1年間の値動きをKOSPIと比較してみると以下のようになります(チャートは『Bloomberg』より引用:以下同)。
日経平均:+39.2%
KOSPI:+5.97%
という結果です。
中国のハンセン指数と台湾のTWSEを加えてみると、以下のようになります。
日経平均:+39.2%
TWSE:+17.98%
KOSPI:+5.97%
ハンセン指数:-25.42%
中国のハンセン指数は低迷しています。中国共産党は「世界第2位の経済大国にふさわしい株価上昇を見せる」などと息巻いていたのですが、それはいつ見せてもらえるのか分からないような惨状です。
韓国が最下位と嘆いているのは、2024年に入ってからの話です。
01月12日終値時点で日経平均は6.3%上昇しています。
これはトルコのBIST100(6.9%上昇)に続いて、世界の主要20市場の中で2番目に高い上昇率。一方の韓国KOSPIは同期間4.9%下落して、香港ハンセン指数(-4.71%)を抜いて最も下落幅が大きかった――からです。
ハンセン市場を抜いて悪いというのは、大したものですが、先にご紹介したとおり韓国の証券屋さん自身が「韓国株式市場は中国株式市場と一緒に見られがち」ということなので、仕方がないことかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)