2024年04月12日、中国の海関総署が03月の輸出入動向のデータを公表しました。以下がドル建て計算したものです。
2024年03月
輸出:2,796億8,170万ドル(-7.5%)
輸入:2,211億3,060万ドル(-1.9%)
貿易収支(輸出 – 輸入):585億5,110万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『中国 海関総署』公式サイト「2024年3月輸出入商品貿易総額表(米ドル)」
ご注目いただきたいのは、( )内の対前年同期比の増減です。中国は「大朝鮮」などと揶揄されますが、輸出で儲けないといけないのは韓国と同じです。しかるに、03月は輸出が「-7.5%」と急ブレーキがかかりました。
中国経済のエンジンは、
①輸出(貿易黒字)
②不動産
③内需
ですが、
②不動産 ⇒ 崩壊中
③内需 ⇒ 不景気で絶不調
ですので、せめて①の貿易を絶好調!に回復させないといけません。しかるに「-7.5%」です。
中国当局は「輸出も回復傾向にあり……」なんていっていたのですが、「-7.5%」。
ここまでの「輸出・輸入の対前年同期比増減」の推移見ると以下のようになります。
01・02月累計では対前年比で「輸出:+7.1%」だったものがマイナスに転落しました。
この輸出入はもっともごまかしにくいデータです。なぜなら、貿易相手国も対中国輸出入のデータを公表しているからです。中国当局が小賢しくウソをついていても、突き合わせれば「全然合ってないじゃん!」とバレます。
次月どうなるのかにご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)