通貨安の行方が注目される韓国通貨「ウォン」ですが、2020年02月19日(水)の市場が開き、10:36現在ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用)。
現在のところ、昨日からさらにウォン安方向へ動いています。ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見てみましょう。
開場と共に昨日のウォン安進行の反動で下(ウォン高方向)に向かいましたが、「1ドル=1,190ウォン」を割ったあたりで急反転。しばらくレンジ(一定の値幅で相場が推移することです)を作って値をもみましたが、上(ウォン安方向)へブレイク。現在のところ、およそ「1ドル=1,192.10ウォン」を底にまたレンジになっている状況です。
この底が固いものであれば「下がらなければ上がる」の言葉どおりさらなるウォン安の進行が期待できますし、もしここが破られると、どこかで値を止めなければ「ウォン高」進行に反転です。ちょっとややこしいポイントに至っています。
また数時間後に記事を制作し、チャートの動きをご紹介します。
追記
2020年02月19日(水)が締まりました。結局ウォン売り圧力が最後まで強く、さらなるウォン安の進行となりました。以下の記事にまとめましたので、本記事と併せてお読みいただければ幸いです。
「韓国ウォン」19日決着・ウォン安「1,192ウォン超」確定!「防衛線」まであと8ウォン
通貨安トレンドがどこまで続くのか注目されている韓国通貨「ウォン」。ドルの強まりもあって基本的にウォン売り圧力が高まっていた2020年02月19日(水)が締まりました。ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investin...
追記
夕刻といえない深めの時間になってしまいましたが本記事の続きで、ドルウォンチャートの動きを以下の記事にまとめました。もしよしければ併せてお読みくださいませ。何卒よろしくお願いいたします。
「韓国ウォン」19日夕刻・「1,190ウォン」のもみ合い ウォン安圧力が強い理由は……
夕刻より深い時間になりましたが、先の記事の続きで2020年02月19日(水)19:36現在(日本時間)の韓国通貨「ウォン」の状況です(チャートは『Investing.com』より引用)。以下のローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」の...
(柏ケミカル@dcp)
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