「蓋を開けたらなかった!」という歴史がありますので、日本人の中にも「韓国の外貨準備」に注目している方は多いようです。
さて、当月もアメリカ合衆国財務省から「2019年12月末時点で各国が合衆国公債をどのくらい保有しているか」のデータが公表されました。以下になります。
⇒データ引用元:『アメリカ合衆国財務省』「MAJOR FOREIGN HOLDERS OF TREASURY SECURITIES」
https://ticdata.treasury.gov/Publish/mfh.txt
定例ですが、韓国銀行が公表した12月末時点での韓国の外貨準備とつき合わせてみます。
合衆国財務省によれば、12月末時点で韓国は合衆国公債を「1,220億ドル」分保有していることになっています。11月末時点と比較すると「48億ドル増加」しています。
韓国銀行の発表を振り返ってみると、12月末時点でSecurities(証券類)の保有額は「3,850億ドル」。
⇒データ引用元:『韓国銀行』「Korea’s Official Foreign Reserves(As of the end of December 2019)」
http://www.bok.or.kr/viewer/skin/doc.html?fn=202001030128417610.hwp&rs=/webview/result/E0000634/202001
11月末時点から「85億ドル」も増加しました※。差し引きで、12月末に増加した85億ドルのうち、37億ドル分は合衆国公債ではないことになります。謎のSecurities(証券類)が37億ドル増加したわけです。元建て債券とか、そういうものでないことを祈ります。
中身が何なのか非常に気になりますね。
※韓国銀行が発表した「2019年12月末日時点での韓国の外貨準備」については以下の記事を参照してください。
(柏ケミカル@dcp)