中国では給与の未払いが頻発しており、広い国土のあちこちで「給料支払え!」の抗議活動が発生しています。
民間企業だけではなく、銀行や病院など、社会インフラに関わる組織ですら不払いを行っていますので、社会不安が醸成されて当然です。
驚くべきは、中国共産党を擁護する報道ばかりしているメディアについても給与支払いを行っていないことです。以下をご覧ください。
濱陽市広播電視台欠発職工基本工資數年,
導致濱陽市広播電視台編輯記者討薪愛黨愛党愛電視
我們相信党,相信法律,相信社会正義
党的謊言不能掩蓋,電視人憤怒
党媒姓党,電視人必須回財政
討薪謀生天経地義,職工民生当半争天急濱陽市ラジオ・テレビ局が職員の基本給を数年間未払いにしているため、
濱陽市ラジオ・テレビ局の編集者や記者が賃金を求めて抗議している。「党を愛し、党を信じ、テレビを愛する」と訴える。
私たちは党を信じ、法律を信じ、社会正義を信じている。しかし、党の嘘は隠し通せず、テレビ関係者は怒りを感じている。
「党に従うメディア」であるならば、テレビ局職員も財政的支援を受けるべきだ。
賃金を求めて生活を立てるのは正当な権利であり、職員の生計問題は早急に解決されるべきだ。
数年間基本給を満たして払っていないというのは大問題ですが、「党に従うメディアであるならば」……と自身で言ってしまっているのがスゴい点です。
御用新聞、御用メディアであることを告白しているわけで、中国にはジャーナリズムなどないのです。
(吉田ハンチング@dcp)