先に韓国株式市場で空売りの規制が強化されるという件をご紹介しましたが、10日(火)の韓国時間が過ぎた後、規制強化の内容が韓国メディアから報道されるようになりました。それによりますと、以下のような規制にするようです。
空売りの額の大きい「空売り過熱銘柄」に指定された場合、03月11日から10取引日(1週間のうち月-金までの5営業日で取り引きされますので、10取引日は「2週間」になります)は「空売り禁止」となります。問題の「空売り過熱銘柄」に指定される要件ですが、以下のようになったようです。
KOSPI(韓国総合株価指数)に入っている銘柄については、
「直近40日の空売り取引による代金の平均」の3倍以上になった場合 ⇒指定
KOSDAQ市場で取り引きされる銘柄については、
「直近40日の空売り取引による代金の平均」の2倍以上になった場合 ⇒指定
この強化以前は、KOSPI銘柄「6倍」、KOSDAQ銘柄「5倍」で指定されていました。
また株価が20%以上下落した銘柄については、KOSPIなら「2倍」/KOSADAQなら「1.5倍」と適用するのとのこと。
⇒参照・引用元:『毎日経済新聞』「공매도 규제 강화로 증시 불안 진정될까」(原文:韓国語)
https://www.mk.co.kr/news/economy/view/2020/03/251889/
2020年03月11日(水)の韓国株式市場がどのようなことになるのか、注目ですね。
重要な追記その02
「空売規制強化」初日の市場が締まりましたので、以下の記事を制作しました。アナリストの皆さんは「だから、言ったじゃないか」というかもしれません。本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
重要な追記
空売り規制を「明日から実施だ!」の、その明日になりまして、2020年03月11日(水)が開場しています。10:37現在のKOSPI(韓国総合株価指数)の状況を以下の記事にまとめました。初動段階では、ちょっと……皮肉なプライスアクションになっています。
(柏ケミカル@dcp)