韓国・今度はパワハラの怪物。「女性家族部」長官候補も火だるま。

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大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが閣僚(部長:長官)に指名した候補者は碌でもない人物ばかりです。

先にご紹介したとおり、李鎮淑(イ·ジンスク)さんは教育部の部長候補でしたが、論文の盗作疑惑が高まり、大統領室が「指名の撤回」を発表せざるを得なくなりました。

女性家族部の長官に指名された姜仙祐(カン・ソヌ)さんも大問題になっています。


↑女性家族部の長官に指名された姜仙祐(カン・ソヌ)さん。

こちらは「パワハラの怪物」でした。

韓国の女性家族部は、

・女性政策
・家族政策
・青少年政策
・性暴力防止

などを統括する中央省庁です。尹錫悦(ユン・ソギョル)政権発足のときにご紹介したことがありますが、存在意義が問われている組織でもあります。

姜仙祐(カン・ソヌ)さんは公私混同して部下を追い使う人であることが明らかになっています。証言によれば――、

便器の修理を補佐官に依頼
残飯など自宅ゴミを車に残し片付けさせた

――など「私的な業務」に公的業務において補佐する担当官を追い使ったというのです。

姜仙祐(カン・ソヌ)さんは、『共に民主党』の国会議員(弁護士出身)ですが、文在寅政権時代に与党スポークスパーソン・国会女性家族委員会所属を務めたことがあります。

「女性の人権擁護・児童人権」を掲げた活動歴がありますが、部下や補佐官にはまるで無頓着な人物だったのです。

元補佐官から「公私混同・パワハラ・私的使役」の告発を受けているのみならず、国会補佐官協議会(与野党超党派組織)も批判声明を出しています。


↑国会議員補佐官が姜仙祐(カン・ソヌ)の長官就任に反対してプラカードを掲げています。プラカードには、「“カン”強要された私的指示 “ソン”越えたパワハラ行動、“ウ”リは覚えている」(姜仙祐(カン・ソヌ)の名前を文字っているわけです:引用者注)「口では“弱者保護”、補佐官は召使いのように扱う! 女性家族部長官の資格なし!」「他人の家族を使い倒す“ナムカブ(남가부)”長官に反対する」などが書かれています。

面白いことに、姜仙祐(カン・ソヌ)は女性家族部長官にはふさわしくないと、左派・進歩系の団体からも反対する声が上がっています。

『参与連帯』
 ⇒「女性家族部長官として不適格

『経済正義実践市民連合』
⇒「公的倫理に反する人選

『私教育憂慮のない世界』
⇒「教育格差・人権問題への無理解が露呈

姜仙祐(カン・ソヌ)さんは人事聴聞会にかけられて、例によって『国民の力』議員から激しい突っ込みを受けて火だるまになったのですが、ご本人は「ただの相談だった」「便器は急に水漏れが起こったため」などと釈明しました。

実際に議員補佐官を務めたイム・ヒョンさんは、

「(前略)便器については『助言を求めた』、残飯は『翌日食べようと車に持っていったが置き忘れた』といった釈明をしたが、みっともなかった。

『私的業務を繰り返し指示したわけではない』という身内(民主党)の擁護質問に対し、『繰り返していない』とは答えられず、『私的業務かどうかは受け取り方次第だ』という詭弁には本当に腹が立った」

と述べています。

左派・進歩系団体からも「不適格だ! 就任させるな!」と声が上がっている姜仙祐(カン・ソヌ)さんなのですが、大統領室は「任命する」と強弁しています。

李鎮淑(イ·ジンスク)さんは指名撤回しましたが、姜仙祐(カン・ソヌ)さんについては強行突破するつもりです。なぜかといえば、姜仙祐(カン・ソヌ)さんは『共に民主党』議員で「身内」だからです。

韓国はもはや自浄作用が働くような環境ではないのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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